アフィリエイトのメリットとして、初期費用の安さや在庫を持たなくていいことがよく挙げられます。
しかし、もう一つ見落とされがちな大きなメリットがあります。
それが、本名や顔を世の中に出さなくても始められることです。
YouTuberになろうとすれば、顔を出したり、自分自身をコンテンツにしたりするケースが少なくありません。
InstagramやTikTokなどのSNSでも、発信者自身のキャラクターや容姿、ライフスタイルが人気を左右することがあります。
コンサルティング、オンラインサロン、スクールなどを販売する場合も、「誰が提供しているのか」が購入判断の重要な要素になります。
一方、アフィリエイトでは必ずしも自分自身を商品にする必要がありません。
ユーザーが知りたいのは、
- 「どの商品が自分に合っているのか」
- 「A社とB社は何が違うのか」
- 「実際に使ってみてどうだったのか」
- 「失敗しないためには何に注意すればいいのか」
といった情報です。
その疑問にしっかり答えられるWEBメディアを作ることができれば、運営者本人が有名でなくても収益化を目指すことができます。
有名人になる必要がない
これは非常に大きなメリットです。
WEBビジネスの中には、「自分自身の知名度を上げなければ売上が増えないビジネス」があります。
- 毎日SNSを更新する。
- 動画を撮影する。
- フォロワーを増やす。
- ライブ配信をする。
- 自分の考えや私生活を発信する。
こうした活動が苦にならない人には向いています。しかし、
- 「顔を出したくない」
- 「会社員なので副業していることを広く知られたくない」
- 「自分自身を有名にしたいわけではない」
という人もいるでしょう。アフィリエイトは、そのような人でも始めやすいWEBビジネスの一つです。
自分を売るのではなく、情報を持つWEBメディアを育てる。ここに大きな違いがあります。
会社員でも始めやすい理由の一つ
会社員が副業を始める場合にも、この特徴は大きなメリットになります。
例えばSNSで実名発信を始めれば、
- 会社の同僚、
- 取引先、
- 友人、
- 家族、
- 知人
などに見つかる可能性があります。
もちろん勤務先の副業規定などは別途確認する必要がありますが、「副業をしていること自体を積極的に周囲へ公開したくない」という人は少なくありません。
アフィリエイトであれば、
- サイト名、
- ペンネーム、
- 編集部名
などを使って情報発信する方法があります。
そのため、本業とは別にWEBメディアを育てるという選択肢を取りやすいのです。
顔ではなく「記事」が24時間働いてくれる
匿名でできるという特徴は、単に身元を公開しなくて済むという話だけではありません。
アフィリエイトでは、自分自身が働くのではなく、コンテンツを働かせるという考え方ができます。
例えば、「○○おすすめ10選」という記事を作ったとします。
- 自分が寝ている間にもGoogle検索からユーザーが訪問します。
- 旅行していても記事は表示されています。
- ほかの仕事をしていても商品比較をしてくれます。
- ユーザーが広告リンクから商品を申し込めば成果が発生する可能性があります。
つまり、
自分が営業マンになるのではなく、記事そのものを営業マンとして増やしていくイメージです。
ここがSNS型ビジネスとの大きな違いです。SNSの場合、発信を止めると露出も落ちやすくなります。一方、検索され続ける記事を作ることができれば、過去に作ったコンテンツが長期間アクセスを生むことがあります。
匿名だからこそ「個人」ではなく「メディア」をブランド化できる
アフィリエイトでは、必ずしも運営者本人をブランド化する必要はありません。代わりに、
WEBメディアそのものをブランドにすることができます。
理想的なのは、「○○について調べるなら、このサイト」という状態です。
ユーザーが覚えるのは運営者の本名ではなく、
- サイト名、
- ロゴ、
- 記事、
- 独自データ、
- 比較方法、
- 情報の信頼性
です。これはWEBメディア事業として考えた場合、非常に重要な特徴です。
運営者個人の人気だけに依存するビジネスでは、本人が活動をやめれば価値が大きく落ちる可能性があります。
しかし、メディアそのものにブランドが付けば、
- 執筆者を増やす、
- 編集者を増やす、
- 法人化する、
- 運営体制を変更する
といったことも可能になります。つまり、
「自分自身」を資産化するのではなく「WEBメディア」を資産化できるという考え方です。
ただし「誰が書いているか分からないサイト」にしてはいけない
ここには注意点があります。匿名で運営できるからといって、
- 運営者情報を一切載せない、
- 根拠のない情報を書く、
- 架空の体験談を掲載する、
- 責任の所在を分からなくする、
ということではありません。
匿名性と信頼性は別問題です。
むしろ現在のWEBメディアでは、
- 運営会社
- 編集方針
- 情報収集方法
- 記事の更新日
- 参考資料
- 検証方法
- 執筆者・監修者情報
などを明確にし、情報の信頼性を高めることが重要です。
本名や顔を全面的に出さなくても、「どのような組織・経験・基準でこの情報を発信しているのか」を示すことはできます。
匿名だから信頼されないのではありません。問題なのは、
情報を信用する根拠がないことです。
匿名で始めて、必要になったら後から表に出ることもできる
もう一つのメリットは、最初からすべてを決める必要がないことです。
段階的な進め方
- まずはペンネームやサイトブランドで始める
- サイトが成長する
- 専門性が蓄積される
- 必要に応じてプロフィールを充実させる
- 法人として運営する
- 代表者や専門家を前面に出す
このように、後から運営方法を変えることも可能です。
最初から、「YouTubeに顔を出さなければならない」「SNSで毎日自分を発信しなければならない」というビジネスではありません。
この参入のしやすさは、アフィリエイトの大きな魅力の一つです。
匿名でも「誰にも知られず完全にできる」という意味ではない
ただし、匿名という言葉には注意が必要です。
ここでいう匿名とは、
一般のWEBサイト閲覧者に本名や顔を公開せず運営できるという意味です。
ASPとの契約、銀行口座への報酬振込、税務申告などでは、当然ながら本人情報が必要になることがあります。
また、取り扱う商品やサービス、サイトの運営形態によっては表示が必要になる情報もあります。
したがって、「完全に身元を隠して誰にも知られずお金を稼げる」という意味ではありません。この点は混同しない方がいいでしょう。
匿名で始められるからこそ、アフィリエイトは挑戦しやすい
WEBビジネスに興味はある。しかし顔を出したくない。SNSで有名になりたいわけでもない。営業もしたくない。自分の商品を作るのも難しい。
そのような人でも、
自分の知識や調査した情報をWEBメディアとして蓄積していくことはできます。
アフィリエイトでは、自分自身が有名人になる必要はありません。必要なのは、
- ユーザーが知りたいことを調べ
- 分かりやすく整理し
- 他にはない情報を加え
- 適切な商品やサービスへ案内できるWEBメディアを作ること
だからこそ、
「目立ちたくない人でも事業を始められる」という点は、アフィリエイトの隠れた強みだといえるでしょう。
顔を売るのではなく、情報を売る。自分をブランドにするのではなく、WEBメディアをブランドにする。そして自分自身が24時間働くのではなく、作ったコンテンツに24時間働いてもらう。
これが、匿名でも始められるアフィリエイトの大きな魅力です。