指摘を受けたら、まず確認します。順序は、指摘の内容を把握する、根拠を確認する、必要なら訂正する、返信する、の四段階です。すぐ謝る必要も、すぐ反論する必要もありません。

この記事では、指摘への対応手順を扱います。古い記事を定期的に更新する作業とは別です。ここでは、指摘を受けた場合の個別の対応に絞ります。

1.指摘は有用な情報

誤りを指摘されると、気分は良くありません。しかし、誤りに気づかないまま残るより、はるかに良い状態です。

指摘してくれる読者は、記事を丁寧に読んでいます。その内容は、他の読者も気づく可能性があります。

したがって、指摘は改善の機会として扱います。感情的に反応しないことが第一です。

2.四段階の対応

段階やること注意点
把握指摘の内容を正確に理解する誤読しないよう、該当箇所を特定する
確認根拠を調べる公式の情報で確かめる
訂正必要なら修正する修正した日を記録する
返信指摘者に結果を伝える確認した内容と対応を書く

二つ目を飛ばさないでください。指摘が正しいとは限りません。

3.指摘の把握

まず、どの記事の、どの部分についての指摘かを特定します。曖昧な場合、確認します。

また、何が誤っているとされているのかを正確に読み取ります。事実の誤りなのか、解釈の違いなのか、表現の問題なのかで対応が変わります。

4.根拠の確認

指摘された内容について、公式の情報を確認します。自分が書いたときの根拠も見直します。

調査ノートを残していれば、当時何を根拠にしたかが分かります。根拠が変わっているのか、最初から誤っていたのかが判別できます。

調査の記録の残し方は、ブログ記事を書く前に資料を集めるには?公式情報の探し方とメモの残し方で詳しく解説しています。

5.自分が誤っていた場合

誤りが確認できたら、修正します。該当部分を直し、確認日を更新します。

読者の判断に影響した誤りなら、記事の末尾に修正日と修正箇所を一行で残します。「◯月◯日、◯◯の記述を修正しました」という形です。

小さな誤字などは、書き添えなくて構いません。判断に影響する内容かどうかで決めます。

6.指摘が正しくない場合

確認した結果、自分の記述が正しいこともあります。この場合、根拠を示して説明します。

「公式ページのこの箇所にこう書かれているため、この記述にしています」という形です。相手も確認できます。

ただし、相手が古い情報を見ている、条件が違う、といった可能性もあります。どちらが正しいかを決めつけず、根拠を並べます。

7.どちらとも言えない場合

解釈が分かれる内容もあります。この場合、記述を「確認できた範囲では」という形に直す方法があります。

また、両方の見方を併記する方法もあります。読者が判断できる材料を増やすことになります。

断定していた部分を、条件付きに直すだけでも改善になります。

8.返信の内容

返信には、確認したこと、その結果、対応を書きます。

「ご指摘の箇所を確認しました。公式ページで確認したところ、ご指摘のとおりでしたので、修正しました。ありがとうございました」という形です。

修正しない場合も、理由を書きます。「確認しましたが、こちらの記述で合っているようです。根拠はこちらです」という形です。

9.返信の速さ

すぐに確認できない場合、まず受け取った旨を返します。「確認して改めてご連絡します」と伝えれば、相手も待てます。

確認に時間がかかっても、放置しないでください。指摘した側は、無視されたと感じます。

10.仮の進行例

指摘を受けてからの流れ(架空の例)

  1. 読者から「この条件は変更されているようです」という指摘が届く。
  2. 該当する記事と箇所を特定する。
  3. 公式ページを開いて、現在の条件を確認する。
  4. 確かに変更されていたことが分かる。
  5. 記事の該当部分を修正し、確認日を更新する。
  6. 修正した旨を記事に一行添える。
  7. 指摘した読者に、確認結果と対応を返信する。
  8. 同じ商品を扱った他の記事も確認する。

最後の項目を忘れがちです。一つの記事で見つかった誤りは、他の記事にも同じ記述がある可能性があります。

11.同じ誤りを探す

一つの誤りが見つかったら、同じ内容を書いた他の記事も確認します。

サイト内を検索して、同じ記述がないかを探します。見つかれば、まとめて修正します。

この作業を省くと、同じ誤りが残り続けます。

12.指摘を受けやすくする

誤りに気づいてもらうには、指摘する手段が必要です。問い合わせの窓口を分かりやすい場所に置きます。

また、運営方針のページに、誤りの指摘を歓迎する旨を書いておくと、指摘しやすくなります。

運営方針のページの作り方は、ブログの「運営方針」は何を書く?読者との約束を伝えるページの作り方で詳しく解説しています。

13.攻撃的な指摘

指摘の中には、内容より表現が攻撃的なものもあります。この場合も、内容の部分だけを取り出して確認します。

表現に反応せず、事実関係だけを見ます。誤りが正しく指摘されているなら、直す価値があります。

ただし、内容のない非難には、対応しなくて構いません。すべてに返信する義務はありません。

14.記録を残す

記録があると、同じ指摘が繰り返されているかが分かります。繰り返される指摘は、根本的な問題を示しています。

15.誤りを減らす

指摘を受けた内容を分析すると、自分の傾向が見えます。条件を書き落とす、確認日を更新し忘れる、といった傾向です。

傾向が分かれば、書くときに意識できます。公開前の確認項目に加える方法もあります。

16.公開したまま直せる

記事は、公開後も直せます。誤りがあれば直せばよく、完璧な状態で公開する必要はありません。

ただし、直せるからといって、確認を怠ってよいわけではありません。公開前の確認は行ったうえで、それでも残った誤りに対応する形です。

17.訂正の記載

判断に影響する内容を修正した場合、その旨を記載します。読者が、以前の内容と違うことに気づけます。

記載の形は、記事の末尾に「◯月◯日、◯◯を修正しました」と一行添える程度で足ります。

小さな修正まで全部記載すると、記事が煩雑になります。判断に影響するものだけにします。

18.指摘への姿勢

指摘を受けることを恐れて、断定を避けすぎると、記事が曖昧になります。

根拠があることは断定し、なければ条件付きにする。この区別ができていれば、指摘を受けても対応できます。

質問への対応については、ブログの読者から質問が来たらどうする?回答できる範囲と記事への反映で詳しく解説しています。

19.訂正の記載と返信の文面例

判断に影響する誤りを直した場合の、記事への記載と返信の架空の例です。

記事の末尾に添える訂正の記載

  • 〇月〇日:無料期間の日数の記載に誤りがあったため、公式の案内に合わせて修正しました。

指摘した読者への返信

  • ご指摘ありがとうございます。公式の案内を確認したところ、ご指摘のとおり日数が変更されていました。
  • 記事の該当箇所を修正し、確認日を更新しました。
  • 同じ内容を扱っていた別の記事も確認し、あわせて修正しています。

記述が正しかった場合の返信

  • ご指摘ありがとうございます。〇月〇日時点の公式の案内では、記事の記載どおりでした。
  • 該当箇所は公式ページの料金の項目に記載されています。
  • 条件が変わる場合もあるため、記事に確認日を明記しました。

どちらの場合も、確認した資料と日付を示しています。根拠を示すことで、相手も自分で確かめられます。

訂正の記載は、記事の末尾にまとめて置くと、本文の読みやすさを損ないません。訂正が複数回に及ぶ場合は、新しいものを上に並べます。

返信は、指摘を受けてから時間が空きすぎないようにします。確認に時間がかかる場合は、先に受け取った旨だけを返し、確認が終わってから結果を伝えます。

訂正の記載を残す期間に決まりはありませんが、判断に影響した誤りについては、少なくとも次に記事を見直すまでは残しておくと、以前の内容を読んだ読者も変更に気づけます。

20.まとめ

対応の順序は、把握、確認、訂正、返信の四段階です。すぐ謝る必要も、すぐ反論する必要もありません。

確認は、公式の情報で行います。指摘が正しいとは限りません。

修正したら、同じ記述が他の記事にないかも確認してください。

判断に影響する修正は、その旨を記載します。読者が変更に気づけます。

指摘は改善の機会です。感情的に反応せず、事実関係だけを見てください。

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