目次が必要かどうかは、記事の長さと読者の使い方で決まります。最初から最後まで読む前提の短い記事には不要で、必要な部分だけを探す長い記事には効きます。全記事に一律で置く必要はありません。
この記事では、目次を置くかどうかの判断と、機能する条件を扱います。記事の構成そのものをどう作るかは別の記事の範囲です。ここでは、ページ内の移動に絞ります。
1.目次の役割
目次は、記事の中で目的の場所へ移動するための案内です。同時に、記事全体で何を扱っているかを示す役割もあります。
読者は、目次を見て記事の範囲を把握します。自分の疑問が含まれているかを、本文を読む前に判断できます。
つまり、移動の機能と、内容を示す機能の二つがあります。
2.必要な場合
| 状況 | 目次 | 理由 |
|---|---|---|
| 長い記事 | 必要 | 目的の場所を探せる |
| 手順が多い | 必要 | 途中から読み直せる |
| 複数の選択肢を比較 | 必要 | 特定の項目に飛べる |
| 短い記事 | 不要 | 最後まで読める |
| 一つの疑問に答えるだけ | 不要 | 移動する必要がない |
| 流れで読む内容 | 不要 | 途中から読むと分からない |
分ける基準は、読者が途中から読む可能性があるかどうかです。あるなら目次が効きます。
3.長さの目安
明確な基準はありませんが、見出しが五つを超えるあたりから、目次の価値が出てきます。
見出しが三つ程度なら、そのまま読めます。目次があっても、使う場面がありません。
ただし、長さだけでなく内容にもよります。手順の記事は、短くても目次があると後から参照しやすくなります。
4.不要な場合
短い記事に目次を置くと、本文が始まる前に画面が埋まります。読者は、目次を読み飛ばして本文を探すことになります。
また、流れで読む内容の場合、途中から読むと理解できません。この場合、目次があっても使えません。
置くかどうかは、記事ごとに判断します。全記事に一律で設定すると、短い記事でも表示されます。
5.目次が機能する条件
目次は、見出しから自動的に作られることが多くあります。したがって、見出しの文言が重要になります。
見出しが「はじめに」「まとめ」だけでは、目次を見ても何があるか分かりません。内容が分かる見出しにします。
また、見出しの階層が深いと、目次が長くなります。二階層までに収めると、読みやすくなります。
6.見出しの文言
目次に並んだとき、その項目で何が分かるかが伝わる文言にします。
| 分かりにくい見出し | 分かりやすい見出し |
|---|---|
| 注意点 | 契約前に確認する4項目 |
| まとめ | 判断の基準と次にやること |
| その他 | 対象外になる場合 |
| ポイント | 費用を下げられる部分 |
見出しだけを読んで記事の流れが追えるかを確認します。追えれば、目次も機能します。
7.目次の位置
導入文の後に置くのが一般的です。導入で記事の趣旨を伝え、目次で範囲を示す流れになります。
記事の冒頭に置くと、何の記事か分からないまま目次を見ることになります。導入を先に読ませるほうが自然です。
8.折りたたむかどうか
目次が長い場合、折りたたんで表示する方法があります。必要な読者だけが開きます。
ただし、折りたたむと、目次があることに気づかない読者もいます。開くための表示を分かりやすくします。
項目が少なければ、折りたたまずにそのまま表示するほうが使われます。
9.手動で作るか自動で作るか
自動で作る場合、見出しから生成されます。手間がかからず、見出しを変えれば目次も変わります。
手動で作る場合、項目を選べます。重要な見出しだけを載せる、といった調整ができます。
記事が増えると、手動の管理は負担になります。自動で作り、必要なら見出しを調整するほうが続きます。
10.スマートフォンでの表示
狭い画面では、目次が長いと本文にたどり着くまでに時間がかかります。折りたたむ形が向きます。
また、目次の項目を押したときに、目的の場所へ移動するかを確認します。ずれる場合、設定を見直します。
表示の最低限については、ブログのデザインはどこまで整えてから始める?読みやすさの最低限で詳しく解説しています。
11.目次を置いても読まれない場合
目次を置いても使われないことがあります。見出しの文言が分かりにくい、項目が多すぎる、といった原因が考えられます。
また、そもそも記事が短くて、目次を使う必要がない場合もあります。
使われているかは、解析の道具で確認できる場合があります。ただし、始めたばかりの段階では、判断できるほどの数字は出ません。
12.目次の代わりになるもの
記事の冒頭に、扱う内容を箇条書きで示す方法もあります。移動はできませんが、範囲は伝わります。
また、導入文で扱う範囲を書けば、目次がなくても範囲は分かります。短い記事なら、これで足ります。
導入文の書き方については、ブログの導入文は何を書く?初めての記事で読者に伝える3つのことで詳しく解説しています。
13.記事を分けるという選択
目次が必要なほど長い記事は、分けられる場合があります。二つの疑問が入っているなら、それぞれを独立させます。
分けると、読者は目的の記事に直接たどり着けます。目次で探すより早くなります。
ただし、流れで読む必要がある内容は、分けると理解しにくくなります。判断は内容によります。
長い記事の整理方法については、ブログの文章が長くなりすぎるときは?説明を削らず読みやすく直す方法で詳しく解説しています。
14.見出しの数
見出しが多すぎると、目次も長くなります。一つの見出しで扱う内容が少なすぎる場合、まとめられます。
逆に、見出しが少なすぎると、一つの見出しの下が長くなります。目次があっても、目的の場所に近づけません。
目安としては、数段落ごとに一つです。読者が探しやすい粒度になります。
15.目次から離れた話
目次があると、記事の構成を意識するようになります。見出しの文言を考える作業が、構成の確認にもなります。
目次を見て流れがおかしいと感じたら、構成に問題があります。順序を変えるか、見出しを整理します。
見出しと内容を合わせる方法は、ブログのタイトルの付け方|内容とずれない見出しを作る練習で詳しく解説しています。
16.確認すること
- 記事の長さに対して、目次が必要か判断した。
- 見出しの文言で、何が分かるか伝わる。
- 見出しだけで記事の流れが追える。
- 目次の位置が導入文の後にある。
- スマートフォンで、目次が本文を邪魔していない。
- 項目を押すと、目的の場所へ移動する。
六つを確認すれば、目次が機能します。
17.全記事に一律にしない
設定で全記事に目次を表示する場合、短い記事でも表示されます。記事ごとに切り替えられるなら、切り替えます。
切り替えられない場合、短い記事では見出しを減らして、目次が短くなるようにする方法もあります。
18.読者の使い方を想像する
目次を置くかどうかは、読者がどう読むかで決まります。一度読んで終わる記事か、後から参照する記事か。
手順の記事や、条件を確認する記事は、後から参照されます。この場合、目次があると繰り返し使ってもらえます。
19.短い記事と長い記事での読まれ方の違い
目次が必要かどうかを、読者の動きで比べます。以下は説明のための架空の場面です。
| 短い記事(見出し3つ) | 長い記事(見出し12個) | |
|---|---|---|
| 読者の目的 | 一つの疑問の答えを知りたい | 自分に関係する項目だけを知りたい |
| 読み方 | 上から順に最後まで読む | 目的の見出しを探して飛ぶ |
| 目次がない場合 | 困らない | スクロールしながら見出しを探す |
| 目次がある場合 | 本文の開始が遅れる | 目的の位置へすぐ移動できる |
長い記事では、読者が二回目に訪れたときにも目次が役立ちます。前回読んだ続きや、確認したい項目だけを開けるためです。手順や確認項目を扱う記事ほど、繰り返し参照されます。
見出しが12個ある記事でも、目次の項目をすべて同じ重さで並べる必要はありません。読者が特に探しそうな項目、例えば「料金」「解約」「確認すること」などが見出しの文言から分かるようにしておくと、目次の中でも見つけやすくなります。
反対に、見出しが3つの記事に目次を置くと、目次と見出しがほぼ同じ内容で二回並びます。その場合は目次を外し、導入文で扱う範囲を示すほうが読みやすくなります。
20.まとめ
目次が必要なのは、長い記事と、後から参照される記事です。短い記事には不要です。
目次が機能するかは、見出しの文言で決まります。「注意点」ではなく、何が分かるかを書いてください。
目次を置くなら、導入文で疑問と範囲を示した直後にします。
目次を作ってみて項目が二つの話題に分かれていたら、目次を置く前に記事を分けることを検討してください。
全記事に一律で置く必要はありません。記事ごとに、読者の使い方を考えて判断します。
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