長い文章を短くするとき、情報を削ると内容が薄くなります。先に手を付けるのは、一文の長さ、段落の切れ目、同じ説明の繰り返しの三つで、これらは情報を減らさずに直せます。文字数を目標にすると、必要な条件まで落としてしまいます。
この記事では、情報を保ったまま読みやすくする手順を扱います。3,000字に増やすための書き足しや、長文の是非を論じるものではありません。既に書いた文章を直す作業に限定します。
1.長さそのものは問題ではない
必要な情報が多ければ、記事は長くなります。長いこと自体は問題ではありません。
問題になるのは、目的の情報が見つけにくいことです。同じ長さでも、構造が整理されていれば読めます。
したがって、直す対象は長さではなく、読みにくさです。どこが読みにくいかを特定してから手を付けます。
2.読みにくさの三つの原因
| 原因 | 症状 | 直し方 |
|---|---|---|
| 一文が長い | 読んでいる途中で主語を見失う | 一文一意に分ける |
| 段落が長い | どこで話が変わるか分からない | 話題ごとに切る |
| 同じ説明の繰り返し | 既に読んだ内容が再度出る | 一か所にまとめる |
この三つは、どれも情報を削らずに直せます。まずここから手を付けます。
3.一文一意に分ける
一つの文に複数の内容を入れると、長くなります。「〜であり、〜のため、〜ですが、〜です」という形は、読み返さないと理解できません。
直す方法は、接続の部分で切ることです。「〜であり」で切り、「〜のため」で切る。それぞれを独立した文にします。
前:「ドメインは住所にあたるものであり、サーバーはデータを置く場所なので、両方を契約する必要がありますが、同じ会社でまとめることもできます。」
後:「ドメインは住所にあたるものです。サーバーは、データを置く場所です。両方を契約する必要があります。同じ会社でまとめることもできます。」
文の数は増えますが、文字数はほぼ変わりません。読む速さは上がります。
4.段落を切る
段落が長いと、どこで話が変わったか分かりません。一つの段落には、一つの話題だけを入れます。
切る位置の目安は、話題が変わるところです。「次に」「一方」「ただし」といった語が出てきたら、そこが切れ目の候補です。
段落の長さの目安は、三文から四文です。それを超えたら、二つに分けられないかを考えます。
5.重複を削る
同じ説明が複数の場所に出てくることがあります。書いているうちに、前に書いたことを忘れて繰り返すためです。
見つけ方は、見出しごとに何を説明したかを書き出すことです。同じ内容が二か所にあれば、一方を削ります。
ただし、意図的な繰り返しは残します。重要な条件を、必要な場所で再度示すのは繰り返しではなく確認です。
6.前後比較の例
前:「アフィリエイトを始めるにあたっては、まずどのような分野を扱うのかということを決める必要がありますが、この分野選びというのは非常に重要で、なぜなら分野によって扱える商品も変わってきますし、また読者層も変わってくるからで、したがって最初にしっかりと考えることが大切です。」
後:「最初に決めるのは、扱う分野です。分野によって、紹介できる商品が変わります。読者の層も変わります。後から変えると、それまでの記事が合わなくなります。」
文字数は約半分になりましたが、情報は減っていません。削ったのは、強調の繰り返しと、内容のない接続部分です。
7.削ってよい部分
- 「非常に」「とても」「しっかりと」といった程度を示す語。根拠がないなら削れる。
- 「〜ということ」「〜というもの」。名詞に置き換えられる。
- 「〜する必要があります」の重複。一度言えば足りる。
- 同じ意味の言い換え。二つ並べる必要はない。
- 前置き。「ここで注意したいのは」は、そのまま注意点を書けばよい。
これらを削っても、情報は減りません。むしろ、残った内容が目立つようになります。
8.削ってはいけない部分
条件、例外、根拠。この三つは残します。削ると、内容が不正確になります。
特に、「ただし」以降の部分を削りたくなることがあります。ここを削ると、断定的な記述になり、読者を誤らせます。
また、確認した日付や出典も残します。これらは文字数としては小さく、読者にとっては重要です。
9.表に置き換える
条件を並べる説明は、表にすると短くなります。文章で「Aは〜で、Bは〜で、Cは〜です」と書くより、表のほうが比べやすくなります。
置き換えの目安は、同じ項目について複数の対象を説明している場合です。項目が列、対象が行になります。
表の作り方については、ブログの表は何を並べれば分かりやすい?比較項目と単位のそろえ方で詳しく解説しています。
10.箇条書きに置き換える
手順や条件の列挙は、箇条書きにします。文章で並べると、いくつあるのか数えないと分かりません。
箇条書きにすると、項目の数が一目で分かります。読者が自分の状況に該当する項目を探しやすくもなります。
ただし、箇条書きばかりになると、つながりが失われます。理由や背景は文章で書き、列挙だけを箇条書きにします。
11.見出しを増やす
長い記事でも、見出しで区切られていれば読めます。読者は見出しを見て、必要な部分だけを読めます。
見出しの目安は、数段落ごとです。見出しの文言は、その部分で何が分かるかを示します。
見出しだけを拾って読んだとき、記事の流れが追えるかを確認します。追えなければ、見出しの文言か順序に問題があります。
12.順序を変える
結論が後ろにあると、そこまで読まないと分かりません。結論を前に出すと、必要な人だけが詳細を読みます。
各見出しの中でも同じです。その節の結論を最初に書き、理由と条件を後に置きます。
この順序にすると、途中でやめた読者も、要点は受け取れます。
13.声に出して読む
読みにくい箇所は、声に出すと分かります。息が続かない文は長すぎますし、つかえる箇所は語順に問題があります。
全部を読み上げる必要はありません。長いと感じた段落だけで足ります。
読み上げてもらう方法もあります。自分で読むと、無意識に補って読んでしまうことがあります。
14.時間を置く
書いた直後は、内容を覚えているため読みにくさに気づきません。一日置いてから読み返すと、見え方が変わります。
時間を置けない場合、別の機器で読む方法もあります。画面が変わると、違う目で読めます。
15.どこまで直すか
完璧を目指すと終わりません。三つの原因を直したら、そこで止めます。
細かい表現を何度も直すより、次の記事を書くほうが読者の役に立ちます。公開後にも直せます。
16.文字数を目標にしない
「3,000字以上」といった目標を立てると、内容を薄める方向に働きます。同じ説明を言い換えて増やす、関係のない前置きを足す、といった形です。
必要な情報を書いた結果として長くなるのは構いません。長くするために書き足すのは逆です。
逆に、短くする目標も立てないでください。必要な条件を削る原因になります。
17.確認すること
- 一文に複数の内容が入っていない。
- 一段落に一つの話題だけが入っている。
- 同じ説明が二か所に出ていない。
- 条件と例外を削っていない。
- 見出しだけで流れが追える。
- 各節の結論が前に置かれている。
六つを確認すれば、読みにくさの大半は解消します。
18.記事を二つに分けるかの判断
三つの原因を直しても長い場合は、記事を分けるかを考えます。見出しを並べて、二つの疑問に答えていないかを見ます。
分けたほうがよい例(架空)
- 見出し1〜4:サーバーの選び方
- 見出し5〜8:WordPressの初期設定
- 判断:読者の疑問が二つあるため、二本に分けて互いに案内する
逆に、手順が一続きで途中から読むと分からない内容なら、分けずに見出しと目次で整理します。
19.まとめ
直す順序は、一文を分ける、段落を切る、重複を削る、の三つです。この三つは情報を減らさずにできます。
それでも長い場合、表や箇条書きに置き換えます。それでも長ければ、記事を分けることも検討します。
削ってはいけないのは、条件、例外、根拠です。ここを削ると、読みやすくはなっても、正確さが失われます。
読みやすさは、読者が判断にたどり着けるかどうかで決まります。短いことが目的ではありません。
導入部分の書き方については、ブログの導入文は何を書く?初めての記事で読者に伝える3つのことで詳しく解説しています。
なお、記事を分ける判断もあります。一つの記事に二つの疑問が入っているなら、分けたほうが読者は目的の記事にたどり着けます。
当社独自の累計収益保証付き!
丸投げで収益を狙う
アフィリエイトサイトを
手に入れませんか?
アフィリエイト専門のプロが、
企画からサイト構築・記事制作・収益設計まで一括対応。