どちらでもアフィリエイトに取り組めますが、作れるものが違います。ブログは条件や例外まで書き切れる代わりに読まれるまで時間がかかり、写真投稿は伝わるのが速い代わりに説明できる分量に限りがあります。この差が、向く商品と、必要な作業を分けます。
この記事では、同じ商品を紹介すると仮定して、制作工程を並べます。どちらの集客力が高いかを断定するものではありません。また、広告リンクを掲載できるかどうかは媒体とASPの規約で決まるため、始める前に必ず公式の案内を確認してください。
1.同じ商品でも作るものが違う
仮に、価格帯が中くらいの家電を紹介するとします。ブログでは、用途、仕様の意味、他の選択肢との違い、向かない条件、購入前に確認する点を順に書きます。写真投稿では、使っている場面の画像と、短い説明文が中心になります。
どちらも紹介ですが、読者が受け取る情報量が違います。ブログは、比較して決めたい人向けです。写真投稿は、まだ商品を知らない人に存在を伝えるのに向きます。読者の段階が違うということです。
したがって、同じ商品でも、どちらを選ぶかで書く内容が変わります。両方に同じ文章を載せても、どちらでも機能しません。
2.制作工程を並べる
| 工程 | ブログ | |
|---|---|---|
| 調査 | 仕様や条件を公式資料で確認 | 同左(分量は少なくて済む) |
| 素材 | 図表や必要に応じた写真 | 写真または動画が必須 |
| 本文 | 2,000字以上になることが多い | 短い説明文 |
| 見せ方 | 見出しで構造を作る | 1枚目で目を止めてもらう |
| 公開後の修正 | いつでも本文を直せる | 画像の差し替えは基本的に不可 |
| 蓄積 | 記事が一覧に残り、検索から訪問がある | 時間とともに流れていく |
| リンク | 本文中に設置できる | 設置場所に制約がある場合が多い |
工程の数はそれほど変わりません。違うのは、どこに時間がかかるかです。ブログは本文を書く時間、写真投稿は素材を用意する時間が中心になります。
3.素材の準備にかかる負担
写真投稿では、見せられる素材がないと投稿自体が作れません。手元に商品がある、撮影できる場所がある、といった条件が前提になります。商品を持っていない場合、紹介できる範囲が狭くなります。
ブログでは、写真がなくても記事は成立します。仕様の比較表、手順の説明、条件の整理といった文字と図で構成できます。手元に商品がなくても、公式資料を読んで整理する形なら書けます。
この違いは、扱える商品の幅に直結します。高額な商品、契約が必要なサービス、複数を買い揃えられない商品では、写真での紹介が難しくなります。
写真を使う場合に何を撮ればよいかは、写真撮影が苦手でも商品を紹介できる?伝えるために練習したい撮り方で詳しく解説しています。
4.説明できる分量の限界
写真投稿には、文字数の上限があります。また、長い文章は最後まで読まれにくい形式です。条件が複雑な商品や、向き不向きがはっきり分かれる商品では、必要な説明を入れ切れないことがあります。
説明が足りないまま勧めると、読者が条件を知らずに申し込むことになります。後から解約や返品が発生すれば、成果も取り消されます。分量の制約は、扱える商品の性質にも影響します。
ブログは分量の制約がないので、条件も例外も書けます。ただし、書けるからといって長くすればよいわけではありません。必要な情報が探しやすく並んでいるかが問われます。
5.公開した後に直せるか
ブログは、公開後も本文を直せます。価格が変わった、条件が変わった、説明に誤りがあった。いずれも、該当箇所を書き換えれば済みます。古い記事を最新の状態に保つ運用ができます。
写真投稿では、画像そのものを差し替えられない形式が一般的です。誤りに気づいた場合、説明文を直すか、投稿を削除して作り直すことになります。削除すれば、それまでに付いた反応も消えます。
情報が変わりやすい商品を扱う場合、この差は小さくありません。価格や特典を画像に焼き込むと、変わったときに修正できなくなります。
6.読まれ方の違い
ブログは、検索から訪問が来ます。書いてから読まれ始めるまでに時間がかかりますが、読まれるようになれば、投稿した日に関係なく訪問が続きます。過去の記事が働き続ける形です。
写真投稿は、投稿した直後に多く見られ、その後は流れていきます。継続して投稿しないと、露出が止まります。一方で、開設直後でも見てもらえる可能性がある点は、ブログにない利点です。
どちらを選ぶかは、待てる期間で考えるとはっきりします。数か月は結果が出なくても続けられるならブログ、早く反応が欲しいなら写真投稿、という分け方です。
7.リンクの扱いに制約がある
写真投稿では、投稿本文中にリンクを置けない、あるいは機能しない形式があります。プロフィール欄から誘導する、別の機能を使う、といった回り道が必要になります。
さらに、そもそもアフィリエイトリンクの掲載が認められているかどうかは、媒体の規約とASPの掲載条件の両方で決まります。片方で認められていても、もう片方で禁止されていることがあります。
この点は変更されることがあるため、始める前と、運用中の定期的な確認が要ります。他の人の記事に書かれた情報ではなく、公式の案内で確認してください。
8.両方を使う場合の分担
両方を使うこともできます。その場合は、役割を分けるのが基本です。写真投稿で存在を知ってもらい、詳しく知りたい人にブログを読んでもらう、という流れです。
分担する場合の流れ
- 写真投稿:使っている場面を見せ、どんな商品かを知ってもらう。
- プロフィールなどから、詳しい説明のあるページへ案内する。
- ブログ:条件、比較、向かない場合まで書き、判断できるようにする。
- ブログから販売ページへ案内する。
注意したいのは、両方に同じ労力をかけようとすることです。素材の準備と記事の執筆を毎回両方やるのは、一人ではかなりの負担になります。片方を主にして、もう片方を補助にするほうが続きます。
9.向いている商品の違い
| 商品の性質 | 向きやすい媒体 | 理由 |
|---|---|---|
| 見た目で伝わる | 写真投稿 | 1枚で特徴が分かる |
| 使う場面が想像しにくい | 写真投稿 | 実際の場面を見せられる |
| 条件が複雑 | ブログ | 例外まで書き切れる |
| 他と比較して選ぶ | ブログ | 表で並べられる |
| 金額が大きい | ブログ | 判断に必要な情報量が多い |
| 手元に用意できない | ブログ | 写真がなくても書ける |
この表は絶対的な基準ではありません。写真投稿で複雑な商品を扱っている人もいます。ただ、始めたばかりの段階では、媒体の得意な形に合う商品を選ぶほうが、無理が少なくなります。
10.続けるときの負担の出方
写真投稿は、投稿の間隔が空くと見られる機会が減ります。一定の頻度で出し続けることが前提の形式です。素材を用意し、加工し、文を添える作業を毎回行うため、週に何本という単位で負担が積み上がります。
ブログは、間隔が空いても過去の記事が読まれ続けます。ただし、書き上げるまでに時間がかかるので、一本あたりの負担は大きくなります。忙しい時期に一本も書けない月が出ると、その間は新しい入口が増えません。
どちらの負担が自分に合うかは、生活の形で決まります。毎日少しずつ時間が取れる人は写真投稿、まとまった時間を週末に取れる人はブログ、という分け方ができます。
負担の合わない形を選ぶと、数か月で止まります。止まった後に残るものを考えると、記事は残り続け、投稿は流れていきます。この点も判断の材料にしてください。
11.どちらから始めるかの決め方
- 紹介したい商品を、手元に用意できるか。できないならブログが現実的。
- 写真や動画の撮影を、毎回続けられるか。
- 2,000字程度の説明を書くことに抵抗はないか。
- 数か月間、反応がなくても続けられるか。
- 使いたい媒体とASPの規約で、掲載が認められているか確認したか。
この五つに答えると、今の自分に合うほうが見えてきます。後から変えることもできるので、最初の判断で悩みすぎる必要はありません。決められない場合は、素材の用意ができるかどうかで切り分けると早く決まります。
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