始められます。検索から読まれる記事は、書き手の知名度ではなく、内容が疑問に合っているかで読まれるためです。一方で、媒体や案件によっては、フォロワー数や運営実績が参加の条件になっている場合があります。ここを分けて確認します。
この記事では、知名度が必要な場面と不要な場面を整理します。フォロワーを増やす方法や、数字と収益の関係を論じるものではありません。始める前に確認しておく条件だけを扱います。
1.知名度が要る場面と要らない場面
| 場面 | 知名度 | 理由 |
|---|---|---|
| 検索から記事が読まれる | 不要 | 疑問に合う内容かで判断される |
| ASPに登録する | 多くの場合不要 | 媒体の内容が審査される |
| 広告主と提携する | 案件による | 媒体の種類や実績を条件にする場合がある |
| SNSで投稿が見られる | 影響する | つながりのある人から広がる |
| 企業から直接依頼が来る | 影響する | 相手が知る手段が必要 |
| 無料で商品提供を受ける | 影響する | 提供する側の判断による |
表の上半分は、ゼロから始められる領域です。下半分は、知名度が影響します。始めたばかりの段階では、上半分に集中するのが自然な順序になります。
2.記事が読まれる仕組み
検索経由の訪問は、書き手が誰かを知らない人から来ます。困りごとを言葉にして検索し、その言葉に合う内容を探しているだけです。
つまり、読まれるかどうかは、その疑問に答えているかで決まります。フォロワーがいなくても、内容が合っていれば読まれます。
逆に、フォロワーが多くても、検索した人の疑問に合わない記事は読まれません。二つは別の仕組みで動いています。
読者がどの経路から来るのかについては、ブログは誰がどうやって見つける?検索・SNS・リンクからの訪問を知るで詳しく解説しています。
3.SNSの投稿が見られる仕組み
SNSでは、つながりのある人に届くのが基本です。そこから先へ広がるかどうかは、反応の量に影響されます。したがって、始めた直後は見られる機会が少なくなります。
ただし、まったく届かないわけではありません。特定の話題を探している人に見つかる場合もあります。届き方が検索とは違う、というだけです。
どちらを主にするかを決めるとき、この違いが判断材料になります。ゼロから始めるなら、検索から読まれる記事のほうが、知名度の影響を受けにくくなります。
4.ASPの登録で見られること
ASPへ登録する際、審査がある場合があります。見られるのは、多くの場合フォロワー数ではなく、媒体の内容です。
具体的には、記事が公開されているか、内容が規約に反していないか、連絡先が確認できるか、といった点です。記事が一本もない状態では判断できないため、数本は公開しておくのが一般的です。
審査の基準は公表されていないことが多く、ASPごとに違います。他の人の経験談を基準にせず、自分が使う窓口の案内を確認してください。
5.広告主の提携で見られること
ASPに登録できても、個別の広告主との提携には別の審査があることがあります。ここでは、媒体の種類、扱う内容、運営期間などが条件になる場合があります。
案件によっては、一定の実績を求めるものもあります。始めたばかりで提携できない案件があっても、それは実力の問題ではなく、条件に達していないだけです。
対応としては、条件が緩い案件から始めて、実績を作ってから条件の厳しい案件に申請する、という順序になります。条件は案件ページに書かれていることが多いので、申請前に確認します。
6.準備表を作る
始める前に、次の表を埋めておくと、何が足りないかが分かります。
| 確認項目 | 現状 | 必要な対応 |
|---|---|---|
| 公開している記事の本数 | — | 審査前に数本用意する |
| 媒体の連絡先 | — | 問い合わせ手段を用意する |
| 運営者情報の記載 | — | 必要な範囲で記載する |
| 扱う分野 | — | 一つに絞る |
| 使いたいASPの登録条件 | — | 公式案内で確認する |
| 紹介したい案件の提携条件 | — | 案件ページで確認する |
この表は、埋めながら作業を進めるためのものです。全部埋まってから始めるのではなく、埋めながら進めます。
7.記事が数本必要な理由
審査の有無にかかわらず、記事が数本ある状態から始めるほうが進めやすくなります。理由は三つあります。
一つ目は、審査の材料になること。二つ目は、自分の書き方が定まること。三つ目は、読者が来たときに、他の記事も読んでもらえることです。
何本必要かという決まりはありません。扱う分野について、読者の疑問に一通り答えられる状態が一つの目安になります。
8.フォロワーを増やすことを目的にしない
数字を増やすこと自体が目的になると、記事を書く時間が減ります。フォロワーが増えても、商品を検討している人でなければ成果にはつながりません。
SNSを使う場合も、目的は記事を知ってもらうことです。数字を増やすための投稿と、記事を知ってもらう投稿は、内容が変わります。
記事を紹介する投稿文の作り方は、ブログ記事をSNSで紹介するとき何を書く?内容が伝わる投稿文の作り方で詳しく解説しています。
9.知名度がないことの利点
知られていない状態には、利点もあります。試行錯誤しても、見ている人が少ないため影響が小さいことです。
書き方を変える、扱う分野を絞り直す、記事を書き直す。こうした変更を、誰かの期待を裏切ることなく行えます。ある程度知られてからだと、方向転換に説明が要ります。
この時期に、自分の型を作っておくと後が楽になります。読者が少ないうちは、数字を気にせず内容の改善に集中できます。
10.実績がない状態での書き方
実績がないことを、読者に隠す必要はありません。むしろ、どの立場で書いているかを示すほうが、説明の信頼が上がります。
「調べた範囲では」「自分が確認した時点では」といった表現で、情報の出どころと範囲を示します。経験がないことを、経験があるように書くのは避けます。
実績がないからこそ書ける内容もあります。初めて調べる人がどこでつまずくかは、経験を重ねた人には見えにくくなります。
11.何から始めるか
ゼロから始める場合の順序
- 扱う分野を一つ決める。自分が調べた経験のある領域から選ぶ。
- 読者が持つ疑問を五つ書き出す。
- そのうち、自分が根拠を示して答えられるものを選ぶ。
- 記事を書いて公開する。これを数本繰り返す。
- ASPへ登録し、扱える案件を確認する。
- 案件の条件に合う記事を書く。
この順序なら、フォロワーがいなくても進みます。逆に、先にフォロワーを増やそうとすると、記事が一本もないまま時間が過ぎます。
12.時間がかかることを前提にする
検索から読まれるようになるまでには時間がかかります。公開した翌日に読まれることは、ほとんどありません。
この期間に何本書けるかが、後の結果に影響します。読まれないことを理由に止めると、読まれ始める前に終わります。
どのくらいかかるかは分野や内容によって変わるため、期間を断定できません。少なくとも数か月は、訪問が少ない状態が続く前提で計画してください。
13.途中で確認すること
- 記事が公開され、検索できる状態になっているか。
- 扱う分野が絞れているか。ばらばらになっていないか。
- 登録したいASPの条件を満たしているか。
- 紹介したい案件の提携条件を確認したか。
- 訪問がない期間を、どのくらい続けるか決めているか。
五つ目は特に大切です。期限を決めずに進めると、判断のしようがありません。期間を決めて、その時点で見直す形にしておきます。
14.他の媒体を足すタイミング
記事が一定数たまり、書く手順が固まったら、SNSを足すことも検討できます。記事へ案内する経路が増えます。
ただし、同時に始めると、どちらも中途半端になります。片方が回るようになってから足すほうが、負担が読めます。
足すかどうかは、時間で判断します。今の作業に余裕がないなら、足さないほうが結果として進みます。
15.最初に確かめること
フォロワーがゼロでも始められますが、条件を確認しないまま進めると、後で掲載できないことに気づきます。使いたいASPと案件の条件を、始める前に確認してください。
確認した内容は、日付を添えて記録します。条件は変わるため、半年後に見直す必要があります。記録があれば、何が変わったかも分かります。
知名度は、始めるための条件ではありません。条件になるのは、記事があること、連絡が取れること、規約を満たしていることです。この三つは、今日から用意できます。
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