質問に答えてもらいやすいかどうかは、状況が伝わるかで決まります。相談文に書くのは、使っている環境、行った操作、期待していた結果、実際に起きた結果の四つです。「うまくいきません」だけでは、答える側は何が起きているのかを推測するしかありません。

この記事では、状況が伝わる相談文の組み立て方と、個人情報やログイン情報を伏せる方法を扱います。質問する相手は、サービスの問い合わせ窓口、教材の質問窓口、知人など、状況によって違います。

1.伝わらない質問の例

以下は、説明のために作った架空の質問です。

伝わりにくい質問

  • 「広告が表示されません。どうすればいいですか。」

この質問では、どの広告か、どこに貼ったのか、何を試したのか、どう表示されないのかが分かりません。答える側は、まず状況を聞き返すことになります。

2.四つの要素

要素書くこと
環境使っているサービス、端末、ブラウザー無料ブログサービス、パソコン、ブラウザーの名称
操作何をしたか、どの順で広告の管理画面でコードをコピーし、記事の編集画面に貼り付けた
期待した結果どうなると思っていたか記事を開くと画像の広告が表示される
実際の結果実際に何が起きたか広告の場所が空白になっている

四つが揃っていると、答える側は原因の見当をつけやすくなります。

3.伝わる質問の例(架空)

四つの要素を入れた質問

  • 環境:無料のブログサービスを使っています。パソコンで作業しています。
  • 操作:広告の管理画面で画像広告のコードをコピーし、記事の編集画面で「HTML編集」を選んで貼り付け、公開しました。
  • 期待した結果:記事を開くと、画像の広告が表示されると思っていました。
  • 実際の結果:記事を開くと、広告の場所が空白になっています。別のブラウザーで開いても同じでした。
  • 試したこと:コードを貼り直しました。広告を遮断する機能は使っていません。

最後の「試したこと」も書いておくと、同じことを勧められる手間が省けます。

広告が表示されないときに確認する順序は、ブログに広告が表示されないとき、初心者は何から確認する?で詳しく解説しています。

4.環境の書き方

環境は、問題の原因を切り分ける手がかりになります。同じ操作でも、使っているサービスや端末によって結果が変わることがあるためです。

5.操作の書き方

操作は、行った順に書きます。「いろいろ試した」ではなく、何をどの順でしたかを書きます。

画面の名称やボタンの名称が分かる場合は、そのまま書くと伝わりやすくなります。

6.期待した結果と実際の結果

期待した結果を書くと、答える側は「その期待が正しいかどうか」も判断できます。期待そのものが仕様と違っている場合もあるためです。

実際の結果は、見たまま書きます。エラーの文言が表示された場合は、その文言をそのまま書き写します。

7.個人情報とログイン情報を伏せる

質問するときに、パスワードやログイン情報を書いてはいけません。また、公開の場で質問する場合は、個人を特定できる情報も伏せます。

伏せる情報伏せ方の例
パスワード書かない。「パスワードは入力済み」とだけ書く
ログインID書かない、または一部を伏せ字にする
メールアドレス「登録メールアドレス」と書く
氏名や住所書かない
画面の画像個人情報や管理画面の番号が写っている部分を隠す

問い合わせ窓口から本人確認のために情報を求められた場合は、窓口の案内に従い、正規の手続きの中で伝えます。

8.書き換えの例(架空)

伏せる前

  • 「ログインIDはsample123、パスワードは〇〇です。管理画面の報酬欄が表示されません。」

伏せた後

  • 「管理画面にはログインできています。報酬の一覧を開くと、表の部分だけが表示されません。パソコンのブラウザーで確認しました。」

伏せた後の文章でも、状況は十分に伝わります。

9.画面の画像を添える場合

文章で説明しにくい場合は、画面の画像を添えると伝わりやすくなります。

画像を添える前に、写っている情報を確認します。氏名、メールアドレス、住所、報酬額、会員番号などが写っていたら、その部分を隠します。

10.質問の前に調べたことを書く

質問の前に調べたことがあれば、書き添えます。「公式のヘルプの〇〇のページを読みましたが、この場合について書かれていませんでした」という形です。

調べた範囲が分かると、答える側は、その先の情報から答えられます。

調べる範囲の決め方は、アフィリエイトの勉強は何から?分からない作業から学ぶ順番を決めるで詳しく解説しています。

11.質問を一つに絞る

一つの相談文に複数の質問を入れると、回答が一部だけになることがあります。

関連のない質問は、分けて送ります。関連する質問をまとめる場合は、番号を振ります。

12.答えをもらった後

答えをもらったら、試した結果を伝えます。解決した場合も、解決しなかった場合もです。

解決しなかった場合は、試した操作と結果を、同じ四つの要素で書き足します。

13.専門的な言葉が分からない場合

回答の中に分からない言葉があれば、そのまま聞き返して構いません。

専門用語の聞き返し方は、アフィリエイトの相談で専門用語が分からないときの質問の仕方で詳しく解説しています。

14.相談文のひな形

このひな形をメモに保存しておくと、困ったときにすぐ使えます。

15.質問を送った後のやり取りの例

四つの要素で質問した後、回答を受けて結果を返すまでの架空のやり取りです。

一往復目

  • 質問:環境・操作・期待した結果・実際の結果を書いて、広告が空白になると送った。
  • 回答:記事の編集形式が、コードを文字として扱う形式になっていないか確認してほしい。

二往復目

  • 返信:編集形式を切り替えて貼り直したところ、パソコンでは表示された。スマートフォンではまだ空白。
  • 回答:スマートフォン側で広告を遮断する機能が使われていないか確認してほしい。

三往復目

  • 返信:遮断機能を止めると表示された。自分の環境の問題だったと分かった。解決したことを伝え、お礼を書いた。

二往復目のように、試した結果を四つの要素の形で返すと、答える側は次の候補をすぐ示せます。三往復目で解決したことを伝えておくと、同じ質問が来たときに答える側も参考にできます。

このやり取りでは、三往復で解決しています。もし最初の質問が「広告が表示されません」だけだったら、環境や操作を聞き返すところから始まり、往復の回数はさらに増えていたはずです。

やり取りが終わったら、解決した方法を自分のメモに一行で残します。「広告が空白:編集形式を切り替える、スマートフォンの遮断機能を確認する」のように書いておくと、同じことが起きたときに自分で解決できます。

解決した内容は、記事の題材にもなります。同じ場面でつまずく人がいるためです。

やり取りの中で、答える側から追加で情報を求められることがあります。例えば「使っているブラウザーの種類を教えてください」と聞かれた場合、最初の質問の環境の欄に書き漏らしていたということです。次に質問するときは、ひな形の環境の欄に、その項目を足しておきます。

こうしてひな形を少しずつ育てていくと、自分がよく使う環境に合った質問の形ができあがります。

ひな形は、よく使う質問先ごとに分けて保存しておくと、送るたびに書き直す手間が省けます。

16.まとめ

質問の相談文には、環境、操作、期待した結果、実際の結果の四つを書きます。

試したことと調べたことも添えると、答える側が同じことを繰り返し聞かずに済みます。

パスワードやログイン情報は書きません。公開の場では、個人を特定できる情報も伏せます。

画面の画像を添えるときは、写っている情報を確認して隠します。

答えをもらったら、試した結果を伝えてください。

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