リンクとタイトルだけを投稿しても、開かれません。投稿文に必要なのは、どんな疑問を扱っているか、読むと何が分かるか、誰に向けた内容かの三つです。宣伝の言葉を足すより、内容を示すほうが効きます。
この記事では、投稿文の作り方を扱います。自動で投稿する仕組みの是非や、表示の仕組みについては扱いません。文章の作り方に絞ります。
1.なぜリンクだけでは開かれないのか
SNSを見ている人は、その話題を探しているわけではありません。流れてくるものを眺めている状態です。
この状態で、リンクとタイトルだけが流れてきても、開く理由がありません。タイトルで内容が伝わればまだしも、多くは判断材料が足りません。
投稿文が、読む理由を作る役割を持ちます。
2.三つの要素
| 要素 | 書くこと | 効果 |
|---|---|---|
| 疑問 | 記事が答える問い | 自分に関係あるか判断できる |
| 読める内容 | 記事で分かること | 開く価値があるか判断できる |
| 対象者 | 誰向けか | 該当する人が反応する |
三つとも短く書けます。全部で三行程度に収まります。
3.投稿文の型
慣れるまでは、型を使うと早く書けます。三つの要素を順に並べる形です。
「(疑問)について書きました。(読める内容)が分かります。(対象者)向けです。」という形です。
例えば、「ブログを始める費用がいくらかかるか書きました。初期費用と毎年かかる費用を分けた予算表の作り方が分かります。これから開設する人向けです。」という形になります。
4.書かないほうがよい表現
- 「必見」「保存版」。内容が伝わらない。
- 「ぜひ読んでください」。読むかは相手が決める。
- 「衝撃の事実」。誇張は期待外れにつながる。
- 記事のタイトルをそのまま繰り返す。情報が増えない。
- 「詳しくはリンクから」だけ。何が詳しいのか不明。
これらは、投稿の文字数を使うだけで、読む理由を作りません。
5.タイトルと同じにしない
記事のタイトルは、リンクと一緒に表示されることがあります。投稿文でタイトルを繰り返すと、同じ情報が二度並びます。
投稿文では、タイトルに入らなかった情報を書きます。具体的な内容、対象者、記事を書いた背景などです。
タイトルの付け方については、ブログのタイトルの付け方|内容とずれない見出しを作る練習で詳しく解説しています。
6.要点を書いてしまう
記事の結論を投稿文に書くと、読まれなくなると心配になるかもしれません。実際には、結論が分かるから開く読者もいます。
結論に納得できない、詳しく知りたい、条件を確認したい。こうした理由で開きます。
逆に、結論を隠すと、開く理由が「気になるから」だけになります。開いても、期待と違えばすぐ戻ります。
7.誰に向けた内容かを書く
対象者を示すと、該当する人が反応します。該当しない人は反応しませんが、それは問題ではありません。
全員に向けて書くと、誰にも刺さりません。「これから開設する人向け」「既に運営している人向け」と書けば、該当する人が自分の話だと気づきます。
8.投稿する時期
公開直後だけでなく、しばらく経ってから紹介することもできます。内容が古くなっていなければ、何度紹介しても構いません。
ただし、同じ文面を繰り返すと、見た人には同じ投稿に見えます。紹介する角度を変えると、別の読者に届きます。
例えば、一度目は疑問を前面に、二度目は具体的な内容を前面に、といった変え方です。
9.頻度
自分の記事の紹介ばかりが並ぶと、見る側は宣伝の場だと感じます。他の内容と混ぜるほうが自然です。
頻度の目安は、投稿全体の一部にとどめることです。数字で決める必要はありませんが、紹介だけが続く状態は避けます。
10.画像の扱い
リンクを投稿すると、記事の画像が一緒に表示されることがあります。この画像も、開くかどうかの判断に影響します。
記事に画像がない場合、何も表示されないか、既定の画像が表示されます。設定を確認しておきます。
ただし、画像に凝る必要はありません。内容が伝わる投稿文のほうが効きます。
11.広告であることの表示
紹介する記事に広告が含まれる場合、投稿でも表示が必要な場面があります。消費者庁の案内では、企業がインフルエンサーなどの第三者に依頼して行う広告で、広告であることを隠すものも規制の対象に含まれるとされています。関係する規制や、媒体の規約を確認してください。
表示の要否は、投稿の内容によっても変わります。判断に迷う場合、表示しておくほうが安全です。
12.反応がない場合
投稿しても反応がないことは、始めたばかりならよくあります。届いている人数が少ないためです。
投稿文を工夫しても、そもそも見られていなければ反応は出ません。反応の少なさを、投稿文の問題だと即断しないでください。
判断するには、ある程度届く状態になってから比べる必要があります。
題材を試す場合の限界については、ブログを開設する前にSNSで題材を試すには?反応から分かることと限界で詳しく解説しています。
13.反応と訪問は別
反応があっても、記事が読まれているとは限りません。投稿だけ見て、リンクを開かない人もいます。
訪問数を確認すると、実際に開かれたかが分かります。反応の数と訪問の数は、一致しません。
目的が記事を読んでもらうことなら、見るべきは訪問のほうです。
14.経路としての位置づけ
SNSからの訪問は、投稿した直後に集中し、その後は減ります。継続して投稿しないと、訪問も止まります。
一方、検索からの訪問は、記事が残る限り続きます。SNSは補助的な経路として考えるほうが、負担が読めます。
訪問の経路については、ブログは誰がどうやって見つける?検索・SNS・リンクからの訪問を知るで詳しく解説しています。
15.自動で投稿する場合
記事を公開すると自動で投稿する仕組みもあります。手間は減りますが、投稿文が定型になります。
定型の投稿文では、三つの要素が入りません。結果として、開かれにくくなります。
自動と手動を組み合わせる方法もあります。主要な記事だけ手動で紹介し、それ以外は自動にする形です。
16.確認すること
- 記事が答える疑問が書かれている。
- 読むと何が分かるかが書かれている。
- 誰向けかが書かれている。
- タイトルの繰り返しになっていない。
- 誇張した表現を使っていない。
- 広告であることの表示が必要かを確認した。
六つを確認すれば、開く理由が伝わる投稿になります。
17.投稿文を使い回す
一度作った投稿文は、記事の冒頭にも使えます。三つの要素は、導入文にも必要な内容です。
逆に、記事の導入文を短くすれば、投稿文になります。二度考える必要はありません。
この使い回しができると、投稿にかける時間が短くなります。
18.時間をかけすぎない
投稿文に時間をかけるより、記事の内容を充実させるほうが効きます。投稿は入口であって、中身ではありません。
型に当てはめて三行書く。この程度で十分です。数分で終わります。
19.同じ記事を二つの角度で紹介する例
一度紹介した記事を、しばらく経ってから別の角度で紹介する場合の例です。記事は「ブログを始める費用」を扱う架空のものです。
一回目:疑問を前に出す
- ブログを始めるといくらかかるのか、初期費用と毎年の費用に分けて整理しました。
- 必須・任意・継続の三つに分けた予算表の作り方が分かります。
- これから開設する人向けです。
二回目:記事の中の一つの発見を前に出す
- ドメインは取得時より更新時のほうが高いことがあります。
- 契約前に更新価格を確認する手順を、費用の記事の中で説明しています。
- 初年度の金額だけで計画を立てている人向けです。
二回目は、記事全体ではなく、読者が見落としやすい一点を入口にしています。一回目で反応しなかった人にも、別の関心から届く可能性があります。
角度を変えるときは、記事の中身と合っていることが前提です。記事に書いていない話題を入口にすると、開いた読者は期待と違う内容を読むことになります。入口にする一点は、記事の中から選んでください。
二回目の投稿で反応が変わった場合は、どちらの角度で関心を持たれたかを記録します。記事の導入や見出しを見直すときの手がかりになります。
20.まとめ
投稿文に書くのは、疑問、読める内容、対象者の三つです。三行程度で足ります。
結論を書いても読まれなくなりません。むしろ、結論が分かるから開く読者がいます。
誇張した表現は避けます。期待外れになると、次からは開かれません。
反応がないのは、投稿文の問題とは限りません。届いている人数が少ない可能性があります。
投稿文と記事の導入文は、同じ三つの要素でできています。使い回せば、時間が短縮できます。
参考資料・公式情報
公式情報の確認日:2026年9月15日。仕様・料金・規約は変更されるため、実行時は最新の公式案内を確認してください。
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