目標の金額と、扱う市場の規模。この二つが釣り合っているかは、始める前に計算できます。
市場が小さければ、そこから得られる収益にも上限があります。どれだけ順位を取っても、その市場にいる人数以上には届きません。
努力の量ではなく、市場の大きさが天井を決めている場合があります。
上限は、三つの数字で決まる
その市場から得られる収益の目安は、掛け算で計算できます。
計算に使う要素
- その市場で検索している人の数
- そのうち購入まで進む割合
- 一件あたりの報酬
対象者数と購入頻度には限りがあり、その範囲を超える収益は発生しません。
仮に検索している人の全員を自分のサイトに集められたとしても、上限はこの計算で決まります。
実際に取れるのは、その一部
市場の全体を取れるわけではありません。
実際の取り分
- 市場全体の検索数 100%
- 自分のサイトに来る割合 上位を取れても一部
- 比較ページまで進む割合 さらに絞られる
- 成果として確定する割合 その中の一部
市場規模から逆算すると、現実的な到達点が見えてきます。小さな市場では、目標に届かないことが計算上わかる場合があります。
先に計算しておく
参入を決める前に、簡単な試算をしておくと判断できます。
- 主要な検索語の月間検索数を合計する
- そのうち何割が自分のサイトに来る想定か
- 訪問から成果に至る割合をどう見込むか
- 一件あたりの報酬はいくらか
- 掛け合わせた金額は、目標に届くか
試算は正確である必要はありません。桁が合っているかを見るだけで、判断の材料になります。
目標に対して一桁足りないなら、市場を広げるか、目標を見直すかの判断になります。
想定例:計算してみた場合
考え方を整理するための想定例です。実在する市場の数値ではありません。
試算の結果
- 市場全体の検索数 限られている
- 想定できる訪問 その一部
- 見込める成果件数 月に数件
- 目標金額 大きく下回る
この場合、記事を増やしても目標には届きません。市場そのものが目標の規模に対応していないためです。
努力の方向が間違っているのではなく、選んだ場所が目標と釣り合っていない状態です。
釣り合わない場合の選択肢
計算が合わないと分かったら、変えられる部分を探します。
調整できる要素
- 市場を広げる(隣接する領域も扱う)
- 単価の高い商品を扱う市場へ移る
- 複数の市場を並行して扱う
- 目標金額そのものを見直す
4番目も現実的な選択です。小さな市場でも、目標が月数万円であれば十分に成立します。
市場と目標のどちらを合わせるかは、自分の状況によって決まります。
市場を広げるときの考え方
規模が足りない場合、隣接する領域を含める方法があります。ただし、無関係な分野を足しても媒体としてまとまりません。
広げる方向の選び方
- 同じ読者が、前後の段階で必要とするもの
- 同じ悩みに対する、別の解決手段
- 同じ商品を、別の条件の読者に向ける
- 関連する手続きや準備の領域
1番目が最も自然です。すでに来ている読者が、その前後で何を検討するかを考えると、扱う範囲が決まります。
読者層が共通していれば、既存の記事から新しい領域へ案内できます。まったく別の読者を対象にすると、媒体が二つに分かれた状態になります。
試算するときの注意点
計算に使う数字は、楽観的になりやすい部分があります。
-
検索数の何割を取れると見込むべきですか
上位に入っても、表示されたうちクリックされるのは一部です。さらに競合も同じ市場を狙っています。控えめに見積もったうえで目標に届くかを確認するほうが、後から修正する手間が減ります。
-
成約の割合はどう見込みますか
実績がない段階では正確に見込めません。低めの数字で計算して目標に届くなら、余裕があります。届かない場合は、条件が良くなければ成立しない計画ということになります。
-
試算と実績がずれた場合は
実際の数字が出たら、それを使って計算し直します。試算は判断の出発点であり、固定するものではありません。数か月分の実績が出た時点で、現実的な到達点が見えてきます。
小さな市場に価値がないわけではない
ここまで読むと、規模の大きい市場を選ぶべきだという主張に見えるかもしれません。そうではありません。
小さな市場には競合が少ないという利点があります。少ない記事数で上位を取れることもありますし、その市場で最も詳しい媒体になることも現実的です。目標が大きくなければ、有力な選択肢です。
問題は「市場規模と目標が釣り合っていないこと」であって、小さな市場を選ぶこと自体ではありません。
また、市場は固定されたものでもありません。関連する領域へ広げれば、扱える範囲は増えます。最初は小さく始めて、後から広げる進め方もあります。
目標と市場を、掛け算で照らす
いま目指している金額と、扱おうとしている市場の規模を、一度掛け算で照らしてみてください。
桁が合っていれば進められます。合っていないなら、市場か目標のどちらかを調整する段階です。この計算は数分で終わり、後から気付くより損失が小さくて済みます。
丸投げアフィリエイトでは、記事制作だけでなく、読者・商品・集客・導線をつなぐ収益設計を重視しています。作る工程は進んでいるのに収益への道筋が見えない場合は、現在の記事一覧と紹介したい商品を整理したうえで、全体設計から検討してみてください。