サイトの構造、カテゴリの分け方、扱う範囲。これらは何を紹介するかによって決まります。
商品が決まっていない段階では、この範囲が定まりません。とりあえず作り始めると、後から構造を組み直すことになります。
作業としては進んでいても、方向が定まらないまま形だけができていく状態です。
商品が決まると、サイトの範囲も決まる
紹介する対象によって、必要なページの構成が変わります。
商品によって変わるもの
- 扱うカテゴリの数 商品の種類による
- 比較すべき項目 その分野の判断軸による
- 必要な補足ページ 手続きの複雑さによる
- 対象となる読者の幅 商品の対象範囲による
同じジャンルでも、商品によって利用者や比較条件が違います。
これらが決まらないうちにカテゴリを作ると、後から入らない記事が出てきます。
後から変えると、手戻りが大きい
サイトの構造に関わる変更は、影響が広範囲に及びます。
- カテゴリを変えると、記事の分類をやり直す
- URLの構成が変わると、リンクの修正が発生する
- 比較の軸が変わると、既存の比較表も作り直す
- 対象読者が変わると、記事の書き方も変わる
記事が数本の段階なら影響は小さいものの、数十本になると作業量が大きくなります。
構造に関わる決定ほど、早い段階で行うほうが手戻りが少なくなります。
決めるのは「商品名」でなくてよい
特定の商品を確定させる必要はありません。範囲が決まれば足ります。
この段階で決めること
- どんな悩みを解決する商品を扱うか
- その商品を選ぶ人は、どんな条件の人か
- 比較の対象になる候補はどれくらいあるか
- 読者が比べる際の主な軸は何か
この四つが決まれば、サイトの範囲もカテゴリも決まります。具体的な商品は、後から入れ替えられます。
逆に、この四つが空欄のままだと、何を基準にカテゴリを作るかが決まりません。
想定例:先に作った場合
考え方を整理するための想定例です。実在する媒体の記録ではありません。
半年後に起きたこと
- 作成したカテゴリ 6つ
- 実際に商品が見つかった領域 2つ
- 記事が入らないカテゴリ 4つ
- 必要になった作業 構造の再編成
カテゴリを先に作った結果、収益につながらない領域まで枠を用意していました。
商品の有無を先に確認していれば、二つの領域に絞った構造で始められたはずです。
確認にかかる時間は短い
商品の有無と条件を調べる作業は、それほど時間がかかりません。
- その悩みを解決する商品が提供されているか
- 紹介できる仕組みがあるか
- 候補が複数あるか
- 成果として認められる条件はどうか
数時間もあれば、おおよその見当はつきます。この確認を先に済ませるだけで、後の手戻りが減ります。
記事を数十本書いてから確認すると、判明した事実に構造を合わせ直すことになります。
構造を後から変えやすくしておく
始める時点ですべてを決めきれない場合、変更しやすい形にしておく方法があります。
柔軟性を残す工夫
- カテゴリは最小限から始める(後から増やす)
- URLの構成に、カテゴリ名を含めすぎない
- 商品名は比較表と個別ページに集約する
- 比較の軸は、一箇所で管理する
2番目は後の手戻りに直結します。URLにカテゴリを含めると、分類を変えたときにアドレスも変わります。
1番目も有効です。最初から細かく分けると、記事が入らない枠が生まれます。増えてきた段階で分ければ、実態に合った構造になります。
すでに作ってしまった場合
構造を先に作り込んでしまった場合でも、全部をやり直す必要はありません。
- 記事が集まっているカテゴリを確認する
- ほとんど記事がないカテゴリを特定する
- 空に近いカテゴリは統合するか非表示にする
- 収益につながっている領域に、記事を集中させる
3番目は、削除ではなく統合から検討します。記事が数本でもあるなら、近いカテゴリにまとめれば構造は整理されます。
4番目が実質的な対応です。使われていない枠を残したままでも、記事が集まっている領域を厚くしていけば、媒体としての方向は定まっていきます。構造の見た目より、どこに記事が集まっているかのほうが読者には伝わります。
先に作ることが常に間違いではない
ここまで読むと、すべてを決めてから着手すべきだという主張に見えるかもしれません。そうではありません。
試作として数本公開し、反応を見ながら方向を決める進め方もあります。特に、市場の状況が分からない段階では、書きながら探るほうが早い場合もあります。
問題は「構造を作り込んでから商品を探すこと」であって、先に着手すること自体ではありません。
また、どこまで決めてから始めるかは分野によって変わります。商品が限られている分野では早く確定できますし、候補が多い分野では調べる段階に時間がかかります。分野の性質に合わせて進めてください。
カテゴリを作る前に、商品を数える
サイトの構造を決める前に、紹介できる商品がいくつあるかを数えてみてください。
その数と種類が、扱うべき範囲を教えてくれます。商品が二種類しかないなら、カテゴリも二つで足ります。先に数えることで、必要な構造が自然に決まります。
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