サーバーの比較記事を読むと、性能を示す用語が並びます。ただし、始める段階で判断に効くのは、使いたいソフトが動くか、保存の仕組みがあるか、困ったとき聞けるか、来年いくらかの四つです。用語の意味を全部調べなくても、この四つは確認できます。
この記事では、確認する項目と、記入して比べる表を扱います。特定のサービスを推奨したり順位を付けたりはしません。また、障害からの復元方法は別の記事の範囲です。条件は変わるため、公式の案内で確認してください。
1.用語から入らない
比較記事には、処理能力や転送量といった数値が並びます。数値が大きいほうが良いように見えますが、始めたばかりの規模では差が出ないことがほとんどです。
数値の意味が分からないまま選ぶと、必要のない性能に費用を払うことになります。逆に、必要な条件を見落とすこともあります。
そこで、用語ではなく質問の形で確認します。「自分がやりたいことができるか」という問いなら、用語を知らなくても答えを探せます。
2.確認する四つの項目
| 項目 | 確認する質問 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 対応環境 | 使いたいソフトが動くか | 動かなければ何もできない |
| 保存の仕組み | データの控えが取られるか。戻せるか | 失敗したときに復旧できる |
| サポート | 困ったとき、どこへどう聞けるか | 自分で解決できない場面がある |
| 更新額 | 来年いくらか | 翌年の費用を見込める |
この四つが揃っていれば、始める段階では十分です。性能の細かい違いは、訪問が増えてから考えれば足ります。
3.対応環境の確認
使いたいソフトが動作するかを確認します。多くのサーバーは、簡単に導入できる仕組みを用意しています。
確認の仕方は、サービスの公式ページで「対応」「動作環境」「簡単インストール」といった記載を探すことです。記載があれば、動作が想定されていると判断できます。
また、導入の作業を自分で行うのか、用意された手順で済むのかも確認します。手順が用意されていれば、始める負担が小さくなります。
どんなソフトを使うのかについては、WordPressとは何をするもの?ブログ開設前に知りたい基本機能で詳しく解説しています。
4.保存の仕組みの確認
操作を間違えて表示が崩れる、更新で不具合が出る、といったことは起こります。そのとき、元に戻せるかどうかが分かれ目になります。
確認するのは三点です。控えが自動で取られるか、何日分残るか、戻すときに費用がかかるか。
自動で取られていても、戻す作業に費用がかかる場合があります。無料で戻せるかどうかは、実際に困ったときに効いてきます。
なお、サーバー側の仕組みがあっても、自分でも控えを取る習慣を持っておくと安心です。二重に備えておけば、片方が使えない場合にも対応できます。
5.サポートの確認
困ったときにどこへ聞けるかを確認します。問い合わせの手段、対応の時間帯、返答までの目安です。
電話が必要かどうかは、人によります。文字でやり取りできれば十分という人もいますし、話したほうが早いという人もいます。自分がどちらかで判断します。
また、どこまで対応してもらえるかも確認します。サーバーの動作は対応するが、使っているソフトの設定は対象外、という区分があるのが一般的です。
6.更新額の確認
初回が割引されている場合、翌年の金額は上がります。契約前に、更新時の価格を確認します。
記載が見つからない場合は、問い合わせます。この確認を省くと、翌年に想定外の請求を受けることになります。
契約前に確認しておく項目の全体は、ブログのドメイン・サーバーを長期契約する前に確認したいことで詳しく解説しています。
7.記入して比べる表
候補が複数ある場合、同じ様式で記入して比べます。金額だけを並べず、条件を並べます。
- サービス名とプラン名
- 使いたいソフトへの対応(あり/なし)
- 導入の手順が用意されているか
- 自動での控えの有無と、残る日数
- 控えから戻す作業の費用
- 問い合わせの手段と対応時間
- 初回の金額と契約期間
- 更新時の金額
- 確認した日付
この九項目を埋めれば、候補を同じ条件で比べられます。埋められない項目があれば、問い合わせて確認します。
8.無料で試せるか
無料で試せる期間が用意されている場合があります。実際に導入して、管理画面の操作感を確かめられます。
試すときに見るのは、性能ではなく操作のしやすさです。設定の項目が見つかるか、説明が理解できるか、といった点です。
試用期間の終了日は記録しておきます。そのまま契約に移行する形の場合、判断しないうちに課金が始まります。
9.容量と転送量
容量は、画像やデータを置ける量です。転送量は、読者が閲覧する際に流れるデータの量です。
始めたばかりの段階では、どちらも上限に達することはまれです。記事が数十本で、画像も適切な大きさなら、最小のプランでも足ります。
足りなくなったら、上位のプランへ変更できるかを確認しておきます。変更できるなら、最初から大きなプランを選ぶ必要はありません。
10.表示の速さ
表示が遅いと、読者が待たずに離脱することがあります。ただし、遅さの原因はサーバーだけではありません。
画像が大きい、機能を入れすぎている、といった原因のほうが多くあります。サーバーを高性能にしても、これらは解決しません。
始める段階では、極端に安いプランを避ける程度で十分です。実際に遅いと分かってから、原因を調べて対処します。
11.複数のサイトを置けるか
将来サイトを増やす可能性があるなら、一つの契約で複数置けるかを確認します。置ける場合、二つ目の費用を抑えられます。
ただし、始める段階では一つに絞るほうが進みます。将来のためだけに上位のプランを選ぶ必要はありません。
12.独自ドメインとの関係
サーバーとドメインは別の契約です。同じ会社でまとめることも、別々にすることもできます。
まとめると設定が自動で行われることが多く、手続きが簡単です。分けると、片方だけを変更したい場合に動きやすくなります。
ドメインとサーバーの関係については、ブログの独自ドメインとは?サイト名・URL・サーバーとの関係を解説で詳しく解説しています。
13.安さだけで選ばない
費用は重要ですが、安さだけで選ぶと後で困ることがあります。特に、控えの仕組みがない、問い合わせに対応してもらえない、といった場合です。
困ったときに解決できないと、サイトが止まったままになります。復旧に時間がかかれば、その間は読まれません。
必要な条件を満たしたうえで、安いものを選ぶ。この順序で判断します。
14.他人の評価の読み方
比較記事や評判を参考にする場合、書かれた時期を確認します。サービスの内容は変わるため、古い情報は当てになりません。
また、紹介している側に報酬が発生している場合があります。表示を確認し、内容が公平かを判断してください。
最終的には、自分の確認表を埋めて判断します。他人の順位付けではなく、自分の条件で選びます。
15.移転の可能性
後から別のサーバーへ移す可能性はあります。移すときの作業を、契約前に確認しておきます。
移行を支援する仕組みがあるサービスもあります。ある場合、移す負担が小さくなります。
ただし、移転を前提に選ぶ必要はありません。独自ドメインを使っていれば、移してもURLは変わりません。
16.契約後にやること
契約したら、契約情報を記録します。サービス名、プラン、契約日、更新日、更新額、問い合わせの方法です。
また、管理画面へのログイン情報を安全に保管します。ここが分からなくなると、何もできなくなります。
更新日はカレンダーに入れます。支払いに使うカードの有効期限も、あわせて確認しておきます。
17.結論
見る項目は、対応環境、保存の仕組み、サポート、更新額の四つです。この四つを質問の形で確認すれば、用語を全部調べなくても判断できます。
性能の細かい違いは、訪問が増えてから考えれば足ります。始める段階で必要なのは、動くこと、戻せること、聞けること、払い続けられることです。
なお、どれを選んでも、記事の中身で結果が決まる部分は変わりません。サーバーは前提を整えるものであって、読まれるかどうかを決めるものではありません。
候補を二つか三つに絞り、確認表を埋めて比べてください。全部を調べようとすると、選ぶだけで時間が過ぎます。
当社独自の累計収益保証付き!
丸投げで収益を狙う
アフィリエイトサイトを
手に入れませんか?
アフィリエイト専門のプロが、
企画からサイト構築・記事制作・収益設計まで一括対応。