しばらく運営を休むときは、休んでいる間もサイトが動き続けることを前提に準備します。確認するのは、休む間に更新日が来る契約、期限が過ぎると古くなる記載、読者や取引先からの連絡を受ける窓口の三つです。休む前にこの三つを整理しておけば、休止中にサイトが止まったり、古い情報が残ったりすることを防げます。
この記事では、一時的に休む場合の準備と、休止中に最低限続ける管理を扱います。運営をやめる場合の整理や、広告主の都合で案件が終わった場合の対応とは別に考えます。
1.休むこととやめることの違い
休む場合は、再開する前提で、サイトと契約を残しておきます。やめる場合は、契約の解約や記事の整理が必要になります。
休む場合でも、サイトは公開されたままです。読者が訪れ、広告のリンクも動き続けます。その間に問題が起きないよう、準備が必要です。
運営をやめる場合の整理は、アフィリエイトをやめるとき広告リンクはどうする?終了前の確認事項で詳しく解説しています。
2.休止準備表
| 分類 | 確認すること | 対応 |
|---|---|---|
| 更新契約 | 休む間に更新日が来る契約 | 自動更新の設定と支払方法を確認する |
| 期限付きの記載 | 期間限定の特典、日付の入った案内 | 期限が過ぎる前に修正するか、注記を加える |
| 連絡窓口 | 問い合わせフォーム、メール | 休止中の対応方針を示す |
3.更新契約の確認
ドメイン、サーバー、有料の道具など、休む間に更新日が来る契約を洗い出します。
- ドメインの更新日と、自動更新の設定。
- サーバーの更新日と、自動更新の設定。
- 支払いに使うカードの有効期限。
- 有料テーマや道具の更新日。
- 更新の通知が届くメールアドレス。
三つ目は見落としやすい点です。カードの有効期限が切れていると、自動更新が失敗します。
五つ目も確認します。休止中にメールを確認しない場合、更新の失敗の通知に気づけません。
4.期限付きの記載の確認
記事の中に、期限のある情報が書かれていないかを確認します。
- 期間限定の特典やキャンペーンの案内。
- 「今月」「今年」など、時期に依存する表現。
- 料金や条件で、変更の予定が告知されているもの。
- イベントや募集の日付。
休む前に期限が過ぎる予定のものは、修正するか、「〇月〇日時点の情報です」と注記を加えます。
5.広告の確認
広告のリンクも、休む間に状態が変わる可能性があります。案件の終了が予定されているものがないかを確認します。
終了の予定が分かっている案件は、休む前にリンクを外すか、別の案内に差し替えます。予定が分からないものは、再開時に確認する項目として記録しておきます。
6.連絡窓口の確認
休止中も、問い合わせが届く可能性があります。対応できない期間があることを、読者に分かる形で示しておくと親切です。
例えば、問い合わせのページに「〇月〇日まで返信が遅れます」と一文加える方法があります。
取引のある相手がいる場合は、休む前に個別に連絡しておきます。
7.休止中に最低限続けること
休む期間が長い場合でも、次の管理だけは続けます。月に一度、短時間で済む内容です。
- 更新や支払いに関するメールを確認する。
- サイトが表示されるかを一度開いて確認する。
- 重要な連絡が届いていないかを確認する。
この三つで、サイトが止まっている、重要な連絡を見逃している、といった事態に早く気づけます。
8.アカウントの安全
休止中にログインしない期間が長くなると、ログイン情報を忘れることがあります。再開時に困らないよう、ログイン情報の保管場所を確認しておきます。
一定期間ログインがないとアカウントが停止されるサービスもあります。休む前に、利用している主なサービスの条件を確認します。
9.再開のためのメモ
休む前に、再開したときに何から始めるかを書いておきます。
再開メモの例(架空)
- 休む前に終えた作業:期限付きの記載を三件修正。問い合わせページに休止の案内を追加。
- 再開したらやること:休止の案内を消す。広告のリンクが動いているか確認する。書きかけの記事二本の続き。
- 確認が必要なこと:休止中に案件の条件変更の通知が来ていないか。
作業の再開メモの書き方は、ブログの作業を中断したとき、どこから再開する?再開メモの残し方で詳しく解説しています。
10.休止を知らせるかどうか
サイトの訪問者に、休止していることを知らせる必要は、必ずしもありません。記事は読める状態のままだからです。
ただし、定期的に更新を案内していた場合や、問い合わせへの返信を約束していた場合は、休止を知らせるほうが誤解を防げます。
11.休む期間の目安を決める
休む期間を決めておくと、準備の範囲が決まります。一か月なら更新契約の確認が中心、半年なら期限付きの記載や広告の確認も必要になります。
期間が決められない場合は、仮に三か月などと決め、その時点で続けて休むか再開するかを判断します。
12.もしもの場合に備える
休止中に自分が対応できなくなった場合に、誰かがサイトを止めたり保全したりできるよう、連絡メモを残しておく方法もあります。
不在時に備える緊急連絡メモは、ブログを家族や担当者に引き継ぐ準備は?一人で始める人の緊急連絡メモで詳しく解説しています。
13.確認すること
- 休む間に更新日が来る契約を洗い出した。
- 自動更新の設定と、カードの有効期限を確認した。
- 期限付きの記載を修正、または注記した。
- 終了予定の広告を確認した。
- 問い合わせへの対応方針を示した。
- 再開したときにやることを書いた。
14.休止準備表の記入例
三か月休むと決めた架空の運営者の準備表です。
| 分類 | 対象 | 現状 | 対応 | 完了 |
|---|---|---|---|---|
| 更新契約 | ドメイン | 休止中の2か月目に更新日 | 自動更新とカードの有効期限を確認 | 済 |
| 更新契約 | 有料テーマ | 休止中に年額の更新日 | 使い続けるため更新。支払方法を確認 | 済 |
| 期限付きの記載 | 無料体験の記事 | 特典の期限が休止中に終了 | 特典の記載を削り、確認日を注記 | 済 |
| 連絡窓口 | 問い合わせページ | 返信の目安を書いていた | 休止期間と返信が遅れる旨を追記 | 済 |
この表の「完了」がすべて埋まった時点で、休む準備は終わりです。再開するときは、同じ表の「対応」の列を見ながら、追記した案内を消すなど元に戻す作業を行います。
-
休止中に広告の案件が終了したらどうなりますか。
リンク先がなくなり、読者が移動しても目的のページに行けない状態になります。休止中の月一回の確認でASPからの通知を見て、終了の連絡があればリンクを外すか、再開時に対応する項目として記録します。
-
休止を読者に知らせないと、問題になりますか。
記事が読める状態なら、必ずしも知らせる必要はありません。ただし、問い合わせへの返信を約束していた場合は、返信が遅れる旨を示しておくほうが誤解を防げます。
-
休む予定が延びそうなときは。
準備表の更新契約の欄を見直し、延びた期間に来る更新日を追加で確認します。
準備表に「現状」の列を設けているのは、休む前の状態を残しておくためです。再開したときに、休む前と何が変わったかを比べられます。例えば、有料テーマの更新後に表示が変わっていないかを確認するときの手がかりになります。
休止中の月一回の確認では、この表の更新契約の行だけを見れば足ります。更新日が過ぎた行について、支払いが済んでいるか、サイトが表示されるかを確かめます。
再開したときに表を保存しておけば、次に休むときの準備表の下書きとして使えます。
準備表の各行には、対応を終えた日付も書いておくと安心です。休止中に家族から「更新は大丈夫か」と聞かれたときも、表を見せれば確認済みであることを伝えられます。
また、休止中に自分が対応できなくなる可能性に備えて、この準備表の保管場所を緊急連絡メモにも書いておくと、代わりに確認してもらうことができます。
保管場所を書いたら、緊急連絡メモの見直しの日に、準備表の中身も一緒に古くなっていないかを確認します。
15.まとめ
しばらく休むときは、更新契約、期限付きの記載、連絡窓口の三つを整理します。
休止中も、月に一度、メールとサイトの表示を確認する最低限の管理を続けます。
準備表の対応の列が、そのまま再開時に元へ戻す作業の一覧になります。
休む期間を決めておくと、準備の範囲が決まります。
休むことは、運営を続けるための選択の一つです。準備をしておけば、安心して休めます。
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