リンクは、置けば押されるものではありません。読者の判断が済んだ位置に、何が確認できるかを添えて置くと、目的を持って移動してもらえます。文字とバナーは役割が違うため、置く場所も変わります。
この記事では、貼る作業と確認の手順を扱います。リンク切れの定期的な点検や、成果が記録されない場合の調査は別の記事の範囲です。ここでは、掲載するまでの作業に限定します。
1.文字とバナーの違い
| 文字のリンク | バナー | |
|---|---|---|
| 見た目 | 本文と同じ流れ | 画像として目立つ |
| 置く場所 | 説明の直後 | 区切りの位置 |
| 読者の受け取り方 | 案内として読む | 広告として認識する |
| 表示の負担 | 軽い | 画像の分だけ重い |
| 文言 | 自分で決められる場合がある | 画像に含まれる |
文字のリンクは、本文の流れの中に置けます。バナーは目立ちますが、流れを止めるため、区切りの位置に向きます。
2.置く位置の決め方
位置を決める基準は、読者の判断がどこで済むかです。判断が済んだところに、次の行き先を示します。
具体的には、条件を説明し終えた後、向き不向きを示した後、比較を終えた後などです。説明の途中に置くと、まだ判断していない読者に移動を促すことになります。
逆に、記事の最後にだけ置くと、途中で判断が済んだ読者が移動先を探すことになります。判断が済む場所が複数あるなら、それぞれに置きます。
3.冒頭に置く場合
記事を開いてすぐの位置にリンクを置く形もあります。既に商品を知っていて、確認だけしたい読者には便利です。
ただし、まだ何も説明していない段階なので、押す読者は限られます。また、広告目的の記事だと受け取られることもあります。
置く場合は、何が確認できるかを添えます。「価格と在庫は販売ページで確認できます」といった形です。
4.本文中に置く場合
説明の流れの中に、文字のリンクを置く形です。読者が「では、どこで手に入るのか」と思う位置に置きます。
この位置は、記事を読み返して探します。自分が読者なら、どこで移動先を知りたくなるかを考えます。
数が多すぎると、読者はどれを押せばよいか分からなくなります。同じ移動先へのリンクは、記事の中で二つか三つまでに抑えます。
5.記事の最後に置く場合
最後まで読んだ読者に向けて、移動先を示します。判断が済んでいる読者が多いため、押される割合は高くなります。
この位置では、何が確認できるかに加えて、確認しておくべき点も添えられます。「申込前に、解約の条件を確認してください」といった形です。
ただし、最後にだけ置くと、途中で離脱した読者には届きません。本文中にも置いておくほうが自然です。
案内文の書き方については、アフィリエイト記事から販売ページへ案内する文章の作り方で詳しく解説しています。
6.バナーを置く場合
バナーは、区切りの位置に置きます。見出しの前後、記事の終わりなどです。
本文の途中に大きな画像を挟むと、読者は読むのを中断します。中断してよい位置かを考えてから置きます。
また、バナーの数が多いと、記事全体が広告のように見えます。一つの記事に一つか二つまでに抑えるほうが、読みやすさを保てます。
7.貼る作業の手順
取得から公開までの流れ
- ASPの管理画面でコードを取得する。
- 記事の編集画面で、貼る位置を決める。
- 編集の形式を確認する。コードをそのまま貼れる形式にする。
- コードを貼り付ける。書き換えない。
- 下書きの状態で表示を確認する。
- 実際に押して、移動先を確認する。
- 広告であることの表示があるか確認する。
- 公開する。
三つ目を飛ばすと、コードが文字としてそのまま表示されることがあります。編集の形式によって、扱いが変わります。
8.貼れない場合
コードを貼っても機能しないことがあります。原因としては、編集の形式が合っていない、使っている機能がコードを書き換えている、といったものがあります。
対策としては、形式を変える、別の貼り方を試す、といった手があります。それでも解決しない場合、使っているサービスのヘルプを確認します。
また、そもそも掲載が認められていない場合もあります。無料のサービスでは、規約で制限されていることがあります。
9.同じ商品への複数のリンク
一つの記事に、同じ商品へのリンクを複数置くことはできます。ただし、多すぎると押しつけがましくなります。
目安としては、記事の長さに応じて二つか三つです。冒頭、本文中、最後、といった配置です。
どのリンクが押されたかを分けて記録したい場合、方法が用意されているかを確認します。任意の文字を足すと、正しく機能しないことがあります。
10.リンクの文言
文字のリンクでは、表示される文言が重要です。「こちら」だけでは、先に何があるか分かりません。
移動先が分かる文言にします。「価格と在庫を確認する」「申込条件を見る」といった形です。
ただし、文言を変えてよいかは案件の条件によります。指定がある場合は、それに従います。
11.新しい窓で開くか
リンクを押したとき、同じ画面で開くか、別の画面で開くかを選べる場合があります。
別の画面で開くと、読者は元の記事に戻りやすくなります。一方、画面が増えることを好まない読者もいます。
どちらにするかは、案件の条件と、自分の判断で決めます。記事の中で統一しておくと、読者が戸惑いません。
12.広告であることの表示
広告リンクを置く記事では、読者が本文を読み始める前に広告を含むことが分かるようにしておきます。消費者庁は、広告であるにもかかわらず広告であることを隠す表示を、令和5年10月1日から景品表示法の規制対象としています。規制の対象は広告主ですが、報酬を受けて掲載する側も、広告であることが分かる状態にしておくことが大切です。記事の冒頭に記載する形が一般的です。
表示の位置は、読者が見落とさない場所にします。記事の最後や、小さな文字での記載では、気づかれない可能性があります。
表示の要否と書き方は、関係する規制や媒体の規約によって変わります。掲載前に確認してください。
13.公開後の確認
- 実際の公開ページで、リンクが表示されている。
- 押すと、意図した移動先に行く。
- スマートフォンでも表示され、押せる大きさになっている。
- 広告であることの表示がある。
- 同じ記事内で、リンクの数が多すぎない。
- どの記事にどの案件を貼ったか記録した。
三つ目を確認しない人が多くいます。パソコンでは問題なくても、狭い画面ではリンクが重なって押しにくくなることがあります。
14.記録を残す
貼ったリンクは、記事名、案件名、ASP名、貼った日とともに記録します。案件が終了したときの修正に使います。
記事が増えると、記憶では追えなくなります。最初から記録しておけば、後で洗い出す作業が不要になります。
リンク切れの点検については、アフィリエイト広告のリンク切れを確認する方法で詳しく解説しています。
15.やってはいけないこと
自分でリンクを押して成果を作る、知人に依頼して申し込んでもらう、といった行為は認められていません。
また、広告であることを隠す、リンク先と違う説明をする、押させるための虚偽の案内をする、といった書き方も避けます。
これらは、報酬の取り消しやアカウントの停止につながるだけでなく、読者の信頼も失います。
16.貼る前に本文を整える
リンクを置く前に、本文が判断に足る内容になっているかを確認します。説明が不十分なまま移動を促しても、読者は決められません。
本文を読み返して、条件、向き不向き、確認すべき点が書かれているかを見ます。書かれていれば、リンクの位置も自然に決まります。
広告リンクの取得方法については、アフィリエイト広告はどこから取得する?広告コードと普通のURLの違いで詳しく解説しています。
17.押されない場合
リンクが押されない場合、位置や文言を変える前に、本文を確認します。判断に必要な情報が足りていないことが多くあります。
情報が揃っているのに押されないなら、そもそも読者の関心と商品が合っていない可能性があります。
リンクを増やす、目立たせる、といった方向で解決しようとすると、記事が読みにくくなるだけです。
改善の順序は、本文の内容、リンクの位置、文言、の順です。この順で見直してください。
18.まとめ
文字のリンクは本文の流れの中に、バナーは区切りの位置に置きます。役割が違うため、置く場所も変わります。
位置を決める基準は、読者の判断が済むところです。説明の途中ではなく、判断の後に置きます。
貼ったら、表示と移動先を確認します。スマートフォンでの確認も忘れないでください。
どの記事にどの案件を貼ったかを記録してください。案件終了時の修正が、この記録の有無で大きく変わります。
押されない場合、まず本文を見直します。リンクの数や目立ち方を変えるのは、その後です。
参考資料・公式情報
公式情報の確認日:2026年9月15日。仕様・料金・規約は変更されるため、実行時は最新の公式案内を確認してください。
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