書いた記事を消すのは、抵抗があります。時間をかけて作ったものですし、残しておけばいつか読まれるかもしれません。

ただ、目的の定まらないページが増えると、サイト全体の構造が読み取りにくくなります。更新の対象も、内部リンクの行き先も散らばります。

残すか、まとめるか、削除するか。判断の基準を決めておくと、迷わずに整理できます。

残すかどうかは、役割で判断する

成果が出ていないという理由だけでは決められません。役割があるかを見ます。

役割の有無

  • 訪問があり、次のページへ送っている 入口として機能
  • 訪問はないが、内部リンクで参照されている 構造として機能
  • 訪問もなく、他とも重複している 整理の候補

目的が説明できないページが増えると、更新先と内部リンクが散らばります。

成果が出ていなくても、経路の一部として働いているなら残す価値があります。

重複しているページの扱い

整理の対象になりやすいのは、同じ疑問を扱った記事が複数ある場合です。

統合の手順

  1. 同じ疑問を扱っている記事を並べる
  2. 最も内容が厚いページを残す
  3. 他のページから、有用な部分を移す
  4. 残したページへリンクを集約する

統合するとページ数は減ります。しかし、一ページあたりの情報量と内部リンクが集まるため、評価は上がりやすくなります。

削除ではなく統合を選ぶと、書いた内容は残ります。抵抗感も小さくなります。

削除を選ぶ場合

統合先がなく、役割もない場合は削除も選択肢です。

4番目に該当する場合は、修正するか削除するかを選ぶ必要があります。誤情報を残したままにする選択はありません。

2番目と3番目を確認せずに削除すると、他のページからのリンクが切れます。

想定例:整理した場合

考え方を整理するための想定例です。実在する媒体の記録ではありません。

整理の前後

  • 記事数 120本 → 95本
  • 統合したページ 20本を7本に
  • 削除したページ 5本
  • 点検の対象 大幅に減少

本数は減りました。ただ、残ったページはそれぞれ役割を持っています。点検すべき対象も減り、維持しやすくなります。

整理そのものが成果を生むわけではありませんが、以降の運用が楽になります。

整理の判断を、定期的に行う

一度整理しても、時間が経てばまた増えます。周期を決めておくと管理できます。

半年に一度の見直し

  1. 訪問のない記事を抽出する
  2. それぞれに役割があるか確認する
  3. 重複しているものを統合する
  4. 役割も内容もないものを削除する

作業自体は数時間で終わります。頻繁に行う必要はありませんが、放置すると対象が増えていきます。

統合するときの技術的な確認

ページをまとめる場合、読者と検索エンジンの両方が迷わないようにしておく必要があります。

1番目を忘れると、サイト内に行き先のないリンクが残ります。統合の前に、どのページから参照されているかを調べておきます。

4番目も見落とされやすい点です。統合した結果、読者が探している情報にたどり着きにくくなっては本末転倒です。見出しで探せる構成にしてください。

判断に迷ったときの考え方

残すか整理するかで悩む場面の判断材料を整理します。

残すこと自体が悪いわけではない

ここまで読むと、成果の出ない記事は消すべきだという主張に見えるかもしれません。そうではありません。

公開から間もない記事は、まだ評価が定まっていません。訪問がないという理由だけで判断すると、これから伸びるページを失うことになります。一定の期間を待つ必要があります。

問題は「役割を確認しないまま残し続けること」であって、記事を残すこと自体ではありません。

また、整理の必要度は記事数によって変わります。数十本の段階では管理できますが、数百本になると把握自体が難しくなります。本数が増えてきた段階で、整理を運用に組み込んでください。

訪問のない記事を、一覧にしてみる

直近三か月で訪問がなかった記事を抽出してみてください。

その中に、役割を説明できないページがどれくらいあるでしょうか。説明できないものが多いなら、整理の時期です。統合できるものからまとめれば、点検の負担も減ります。

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