「美味しいものをお願いします」と注文したら、辛い料理が出てきた。料理人は自信作、注文した人は辛いものが苦手。どちらも美味しい食事を望んでいましたが、頼んだ内容が足りませんでした。サイト制作で「XMで稼げるものを」と伝える場面にも、似た食い違いが隠れています。
架空の依頼者・藤田さんは、収入への希望を伝えたので、制作の注文も済んだと思っていました。しかし、誰に何を説明し、どんなページを作り、何を納品するかは未定のまま。望む結果を、作業と成果物へ翻訳しなければ、発注の中身は決まらないのです。この記事では、その翻訳を一段ずつ行います。
目標の言葉と、注文の言葉を分ける
収益を得たいという希望自体は、サイトを検討する理由になります。ただ、その希望だけでは、制作者が何を何本用意するかは決まりません。望む結果と、今回作るものは別の欄へ書きます。
たとえば、収入源を持ちたいという目標の下へ、XMTradingの紹介の仕組みを説明する記事、読者が判断するための情報、必要なページへの案内を作りたい、と書くことはできます。そこから対象と範囲を相談します。
一方、制作費を払えば、その金額に対応する報酬が自動的に出るという注文にはできません。サイトを作る仕事と、訪問者や紹介先で起きる行動は同じではないためです。制作側が実施する作業として確認できる内容へ戻します。
Googleの公式ガイドも、確実なインデックス登録やトップ順位を約束していません。発注する際は、検索の結果を制作者が自由に決められるかのような前提ではなく、何を調べ、どう制作するかを確認します。
「誰に向けるか」を、題材と別に指定する
XMという題材が決まっていても、読者が決まったとは限りません。取引の情報が欲しい人、紹介活動に関心がある人、メディアの制作を考える人では、同じ説明を求めていないからです。
依頼書には、主に想定する読者と、その人が持つ疑問を書きます。細かな人物設定を無理に作るより、何を知っていて何が分からない人かを示す方が、必要な説明へ結び付きます。
対象が複数ある場合は、一つの文章へ全部混ぜず、記事群や入口を分ける案を相談します。「広く誰にでも」では、どの前提から説明するかが決めにくくなります。中心の読者を決めることは、他の人の閲覧を禁止することではありません。
初心者と経験者で異なる説明も読み、依頼する文章が何を省略でき、何を説明すべきかを考えます。題材の単語だけを渡す注文から、読者の疑問を渡す注文へ変えます。
記事数の前に、答える範囲を書き出す
百記事あれば十分でしょうか。十記事では少ないでしょうか。答えるべき内容が分からないままでは、本数だけを比べても判断できません。記事数を埋めるために題名を増やすと、同じ説明を何度も作ることにもなります。
まず、読者に説明したい問いを並べます。紹介制度を理解する、必要な準備を考える、制作を頼む範囲を知るなどです。問い同士が同じ内容を指していないかを確認し、一記事へまとめるものと分けるものを相談します。
各記事には、扱う内容だけでなく、扱わない内容も書けます。個別の取引判断までは説明しない、公開後の運営代行を案内する記事にはしない、などです。境界が分かると、原稿が届いた際に何を確認するかも明確になります。
記事の構成案ができたら、別の題名で同じ問いへ答えていないかを見ます。制作会社に依頼する場合も、本数だけでなく、記事の役割の一覧を受け取る条件へできます。発注内容の確認に使える形へするわけです。
制作するものを、手元へ届く単位で決める
サイト一式という言葉だけでなく、何を納品してもらうかを列挙します。原稿、画像、公開用のページ、一覧、共通のデザイン、編集の資料などです。いずれも、今回の依頼に必要なものを選びます。
同じ原稿でも、本文だけなのか、題名や要約、画像の説明、関連記事まで含むのかで、手元に残る仕事は変わります。公開できるページまで頼むなら、原稿を入れる工程や、表示の確認も含まれるかを聞きます。
画像については、各記事に個別で用意するのか、共通のものを使うのかを決めます。画面の見た目だけでなく、サイズを整えた公開用と編集に必要な資料をどう扱うかも相談できます。
納品される内容の棚卸しと合わせて考えると、注文が具体的になります。大きな結果の言葉を、小さな成果物の名前へ分けることが、見積もりを読む準備になります。
設計と実装を、同じ箱へ隠さない
どの読者へ何を説明し、どこへ案内するかを考える仕事と、その案を実際のページへ反映する仕事は分けられます。一つの会社へ両方頼む場合でも、それぞれ何をしてもらうかを明らかにします。
たとえば、依頼者が記事とリンク先を全て指定するなら、その指定を反映する実装の依頼かもしれません。一方、読者の整理や記事の役割から提案してほしいなら、企画や設計も相談の範囲になります。
「収益設計込み」と説明された場合は、どのような資料や見本で確認するかを聞きます。紹介リンクを末尾に追加するだけなのか、入口から読者の理解と案内先までを整理するのかで、頼む作業は違います。
サイト作成から収益設計までという支援の範囲と、公開後に全作業を代行する約束も分けます。将来のことまで考えて設計することと、将来発生する全ての作業を実行し続けることは、同じではありません。
完了を判断する条件を、作業に対応させる
「儲かるようになったら完成」とすると、原稿やページを受け取る時点の確認ができません。合意した記事がそろう、画像が表示される、案内先が正しい、指定した範囲の検査を行うなど、納品時に確認できる条件を整理します。
公開を自分で行うなら、納品時のローカル検査と、アップロード後に確かめることを分けます。制作者が公開まで行う場合も、どのURLで何を確認するかを明らかにします。できたという報告が何を意味するかをそろえるためです。
解析を依頼するなら、必要なタグを入れることと、公開サイトで受信が確認できたことを分けて聞きます。収入ではなく、今回依頼した計測が対象の行動を記録するかを確認します。
完了条件には、確認する方法も付けます。たとえば記事一覧と納品ファイルを照合する、案内ボタンの移動先を実際に開く、といった方法です。条件だけを抽象的に書くより、何を見れば了承できるかが分かります。検査結果を受け取る場合は、対象と実施した内容も一緒に確認します。
完成条件は、成果を諦めるためのものではありません。何を受け取り、次に何を観察するかを分けるためのものです。制作の完了と、公開後の改善を一つの曖昧な期限へ押し込まないようにします。
最後に、依頼書を他の言葉へ読み直す
対象読者、記事の役割、納品物、設計と実装、確認方法。この五つを読んで、依頼する仕事を短く説明してみます。専門的な表現を並べるより、自分が何を受け取るかを話せることが大切です。
まだ決まっていない欄があれば、それを決める相談を依頼します。分からないまま適当な本数や機能を埋める必要はありません。企画が未定の段階で頼むことも参考に、提案が必要な範囲を分けます。
藤田さんは、最初の一行を消しませんでした。収入源を持ちたいという希望は、そのままメモの上に残します。その下へ、誰の疑問に何の記事で答え、どんなデータを受け取るかを書き足しました。
夢を小さくするのではなく、注文を具体的にする。辛い料理が苦手なら、そのことも伝える。望む結果だけを手渡すより、制作する仕事が見える相談の方が、お互いに同じ完成形へ向かいやすくなります。
参考:Google公式SEOスターターガイド、XMTrading パートナープログラム。人物と依頼書の整理法は架空例・本記事の提案です。
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