アフィリエイトサイトが重いと感じたら、最初に「本文が出るまで遅い」「ボタンを押しても反応しない」「読んでいる途中で画面が動く」を分けてください。すべてを画像の重さで説明できるわけではありません。原因が違えば、直す場所も変わります。
広告や計測機能があるサイトでは、必要な機能を削ればよいとも限りません。記事を読める状態を保ち、申込導線や計測を壊さずに改善する必要があります。ここでは、代表ページを選び、変更前後を比較しながら進める手順を説明します。
トップページだけで測定しない
訪問者が検索から直接入るのは、トップページではなく個別の記事である場合があります。トップが軽くても、比較表や画像が多い記事が重ければ、読者の体験は改善しません。最初に、よく読まれる記事、比較表の多い記事、一般的な記事をそれぞれ選びます。
測定はスマートフォンを優先しつつ、パソコンでも確認します。管理者としてログインした状態では、一般の読者とキャッシュ等の条件が違う場合があります。ログアウト状態の確認も行い、測定日時、対象URL、端末条件を残してください。
一回の数値だけで結論を出さず、同じ条件で複数回測ります。ネットワークやサーバーの一時的な状態で結果は動きます。平均的な状態と極端な結果を区別し、再現する不具合から対応した方が、作業の優先順位を付けやすくなります。
表示、反応、安定性を分けて読む
GoogleのWeb Vitalsでは、主な指標としてLCP、INP、CLSを扱っています。LCPは主な内容の表示、INPは操作への反応、CLSはレイアウトのずれを見る指標です。良好の目安はそれぞれ二・五秒以下、二百ミリ秒以下、〇・一以下で、実ユーザーデータでは七十五パーセンタイルを見ます。Web Vitalsの公式説明
この数字を満たせば集客や売上が保証されるわけではありません。どの体験が悪いかを切り分ける材料として使います。実際の利用者のデータと、測定環境で実行するテスト結果は性質が違います。データが十分でないページでは、実ユーザー情報が表示されないこともあります。
| 読者の困りごと | 最初に調べる場所 |
|---|---|
| 本文や大きな画像が遅い | 画像サイズ、配信、サーバー応答 |
| メニューやボタンが重い | JavaScript処理、外部機能 |
| 読んでいる位置がずれる | 画像・広告の表示領域 |
| 特定記事だけ遅い | 埋め込み、表、固有の素材 |
画像は表示サイズに合わせて軽くする
記事内では小さく表示する画像なのに、非常に大きな元画像を読み込んでいないか確認します。幅をCSSで縮めるだけでは、転送するデータ量が減らない場合があります。実際の表示に合うサイズと形式を用意し、必要な画質を残して圧縮します。
特に、スクリーンショットは文字が読めるかを確認してください。容量だけを小さくして、料金や条件が読めなくなると、記事の役割を果たせません。写真と文字中心の画像では適した処理が異なるため、一律の設定を適用した後も見た目を確認します。
画面の下にある画像は遅延読み込みが役立つ場合がありますが、最初に大きく表示される主要画像まで遅らせると、表示が遅くなることがあります。すべての画像に同じ設定を付けるのではなく、表示位置と役割で分けます。変更後は主要画像がいつ表示されるかを実際に見てください。
広告の表示場所を先に確保する
本文を読み始めた後に広告が挿入されると、画面が押し下げられることがあります。読者が押そうとしたボタンの位置が変われば、誤操作にもつながります。広告や画像が入る場所に、必要な領域を確保できるか確認します。
ただし、広告の高さは端末や配信内容によって変わる場合があります。固定の高さを無理に設定して広告を切り取るのではなく、利用中の広告サービスの仕様に合わせて調整します。広告コードの改変が認められる範囲も確認してください。
比較表の上に大きな埋め込みを置いている場合は、読者が最初に必要とする情報との順序を考えます。広告や動画を見せるために本文を長く待たせていないかを点検します。表示速度の改善は、素材の圧縮だけでなく、何を先に見せるかの編集判断でもあります。
外部機能は使っている理由を棚卸しする
解析、チャット、SNS埋め込み、動画、広告など、外部から読み込む機能を一覧にします。導入時には必要でも、今は利用していない機能が残っていることがあります。担当者が変わったサイトでは、同じ目的のタグが重複していないかも確認します。
停止する前には、何を計測し、どのページで使っているかを調べます。用途が分からないという理由だけで削除すると、成果確認ができなくなる場合があります。導入日、管理者、必要なページ、停止時の影響を記録すると、判断しやすくなります。
全ページで必要のない機能は、使うページだけで読み込めるかを検討します。例えば、一つの記事にしかない表示機能のために、全記事が追加処理を抱えているなら見直す余地があります。変更は検証環境で行い、対象外のページにも影響していないかを見ます。
キャッシュとサーバーを順番に確認する
画像や機能だけで説明できない場合は、サーバーからの応答やキャッシュの状態を確認します。アクセスが集中したときだけ遅いのか、普段から遅いのかでも原因は変わります。測定した時刻と状況を添えて、管理会社や担当者へ相談します。
キャッシュの機能を複数重ねる場合は、どの層が何を保存するかを整理します。設定を追加すれば必ず速くなるわけではなく、更新内容が反映されない問題を起こすこともあります。サイト、サーバー、配信サービスのそれぞれで、更新時に何を消去するかを決めてください。
会員ごとに内容が変わるページやフォームなどは、一般の記事と同じ扱いにできない場合があります。速さだけで判断せず、表示内容の正しさも確認します。サーバー移転を行う場合は、移転費用、保守方法、切り戻し手順まで含めて検討します。
変更は一つずつ、機能確認とセットで行う
画像の圧縮、プラグイン停止、コード変更、サーバー変更を同時に行うと、何が効いたか分からなくなります。まず影響の大きそうな一つを変更し、同じページを同じ条件で測ります。改善が確認できたら次へ進めます。
測定結果のほかに、広告リンク、問い合わせフォーム、メニュー、比較表、解析の動作も確認します。点数が上がっても申込ボタンが動かなければ、サイトとしては悪化です。表示速度の担当と運営担当で、確認する項目を共有してください。
元へ戻す方法も用意します。設定値や変更前のファイルを保管し、不具合が出た場合にどこを戻すか決めます。目的は多数の設定を試すことではなく、読者が支障なく記事を読み、次の行動へ進める状態にすることです。
優先順位は読者への影響で決める
全ページを同じ時間だけ改善するより、訪問が多く、重要な情報を含むページから直す方法があります。収益ページだけでなく、その入口となる解説記事も対象です。問題の大きさと訪問機会を組み合わせて、対応順を決めます。
一方、数値上の小さな差を追い続けて、新しい情報の更新が止まるのも避けたい状態です。主要な不具合が解消され、必要な機能が動くことを確認したら、運営の他の課題へ戻ります。定期的な測定で大きな変化を見つける仕組みにすると、改善を続けやすくなります。
改善記録は点数以外も残す
変更記録には、軽くした画像の種類や停止した機能に加えて、読者が困っていた現象が解消したかを書きます。例えば「比較表の上で画面が押し下がらなくなった」と記録すれば、後日広告設定を変えた際にも再発を確認できます。測定値だけでは、なぜその変更を行ったかが伝わりません。速度担当が交代しても目的を引き継げるよう、現象と変更を一組にして残します。
制作時から読みやすい構成を考える
広告や装飾を後から追加し続けるより、本文、比較表、案内ボタンの役割を最初に整理すると、不要な機能を増やしにくくなります。サイトの重さは、デザインとコンテンツの設計にも関係します。
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